材料は、ヒバ材を使いました。
最近では、ルアーの材料としてショップでも売ってる材木です。
大きさは、大体40×60×120mmです。
ヒバ材は、素直な木目であれば、削りやすく、逆目もでにくく材木としては、大変加工がしやすいです。
帯鋸(糸鋸)で、大まかに形を作ります。
ここからは、ノミで少しずつ削っていきます。
形になってくると、センターラインを入れ左右が同じになるように調整しながら削ります。
大体の形になりました。
一度このあたりで、サンディングをします。
サンドペーパーをあてると、大変美しく、”つるつる”の表面になります。
サンディングするとどこが太いか、細いか良くわかります。ここでほとんど仕上がりの状態へしておきます。
ある程度、形が出来ると差込口の穴を開けます。このグリップのブランクは差し込み部分がまっすぐなので、出来るだけ傾斜タイプにしたいので、穴を下から上方向へ斜めに開けました。
こちらが、FUJIグリップのブランクです。最近の物は、まっすぐで写真の物ばかりのようです。
アルミパイプで延長して、セミダブル、ダブルハンドルとしています。
差込深さは、約50mm。少し深めに50mmちょっと穴を開けています。
写真のようになるよう斜めに開け、ギリギリのところまで穴を開けています。
エポキシの接着剤で接着して、下地処理の養生をしたところです。
ルアーと同じように、セルロースセメントで下地処理をしてウレタンで仕上げました。
上からの写真でグリップエンドのふくらみがわかると思います。
これで完成です。ヒバ材は大変美しく仕上がります。
NAタイプを傾斜タイプに改造完成です。
滑り止めに収縮チューブを被せて使っています。水に濡れても滑りません。逆に水に濡れたほうが滑らないくらいです。