来月7月1日より、外来診療に係る老人の薬剤費別途負担がなくなる。これが決まったのが昨年12月。日本医師会と自民党との間の「政治決着」だった。また、この4月、自民党は導入の検討がされていた「薬剤定価・給付基準額制」(=日本型参照価格制)案を突然、白紙撤回した。この案が97年与党協(自・社・さ)から厚生省医療保険福祉審議会へと、連綿と煮詰められてきた案であったにもかかわらず、である。
いったいこの間の動きは何だったのか。また今後はどうなるのか。今回はこのあたりを整理してみる。
| 老人(70才〜) | 一般(〜69才) | 備 考 | |
|---|---|---|---|
| 〜1997年8月 | 定額負担 (月1回、\1,020) | 原則定率負担 (健保本人は1割負担) | |
| 1997年9月〜 | 定額負担 (1日\500、月4回まで) ※99年4月より 1日\530 +薬剤費別途負担 | 原則定率負担 (健保本人は2割負担) +薬剤費別途負担 | <薬剤費別途負担> *内服薬(1日当) 1種類 0円 2〜3種類 30円 4〜5種類 60円 6種類〜 100円 *頓服、外用(略) |
| 1999年7月〜 | 定額負担 (1日\530、月4回まで) ※薬剤費別途負担廃止 | 上と変わらず | |
| 2000年4月〜 | 定率1割 ?? 薬剤負担は??? | 薬剤に診療費と別途に 負担率を設定??? | 介護保険スタート (自己負担1割) |
◎推移のまとめ
◎結 論
薬剤費自己負担の行方はまるで分からない。
さしあたり、この7月からの老人薬剤別途負担がなくなることにより、これまで既に同負担のなかった外総診( 老人慢性疾患外来総合診療料)の患者にとって、診療費支払いの面での、他の老人患者に対する“優位性”が消えることだけ押さえておいたら良いだろう。
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