◎急性期特定病院とは
本年4月の診療報酬改訂において、「急性期特定病院」という類型が始めて登場した。これまで本トレンド解説シリーズで何度も述べてきた一大スローガンである「医療の質」のうち、「急性期入院医療の質」の向上を図るとの大義名分で点数化された、本診療報酬改訂における目玉のひとつである。
具体的には、要件に該当する病院においては、「急性期特定病院加算」として、患者1人に対し入院14日以内に限り入院料に200点が加算されるというもの。
◎急性期特定病院の要件
急性期特定病院の施設基準は概ね次のようになっている。
◎外形的評価から機能評価へ
もともと医療機関に対する点数評価は外形的評価が主だった。患者何人に対して看護婦が何人であるかとか、職員の頭数や部屋の広さだとかである。それが次第に機能の評価へと視点が拡がってきた。
(機能面の評価の典型は平均在院日数。この急性期特定病院の場合だと、平均在院日数に加え、病-診連携の指標である紹介率や、救急、事故防止、インフォームド・コンセントなど)
そしてそういった機能実現のための院内体制や手順もチェック項目となっている。
(院内事故防止委員会、クリティカル・パス、地域医療連携室、退院時要約……)
で、さらに注目すべきは 10.の診療実績開示である( 8.9. はそのための前提)。これは将来的には診療実績(転帰など治療成績に関わるものから医療費など医療経済的なものまで?)というアウトカムそのものに対する評価にまでつながっていくのかもしれない。
いずれにせよ、“そういう時代”なのである。 われわれとしても、1.〜10. のような事柄は“指標”として意識せざるを得ない。積極的にチャレンジしていくべきだろう。
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