【健康体操教室】
11月22日(土)、12時30分よりみとよ未来創造館3階大会議室にて、古市先生による健康体操教室を実施した。先生のわかりやすい指示に従って身体を動かし、リフレッシュした。
【11月交流会】
交流会は11月22日(土)、13時15分からみとよ未来創造館3階大会議室にて実施され、次世代型感覚デバイス「シンクレオ」体験と、今年10月に音響式信号機を設置した交差点に、さらに今年度設置予定の白線間隔が拡大された横断歩道モデルとエスコートゾーンの横断体験の2本立てで実施された。
1 開催行事
通常行っている参加者の一言自己紹介は、体験時間確保のため省略され、その代わりに体験会中の交流を促す旨が説明された。続いて上村会長、株式会社レイズザフラッグ(以下RTFと呼称)社長中村氏、香川県警本部交通規制課課長補佐真鍋氏よりご挨拶いただいた。
会長からは、11月交流会の開催にあたり、天候への言及とともに、シンクレオの活用状況や開発企業RTFとの継続的連携について説明がなされた。今年3回目の体験であり、最新版に近い高度なデモ機が今回提供されていることが強調された。シンクレオの外部評価(スタートアップ大賞受賞など)や、香川県内での紹介事例にも触れ、地域と技術の接点が広がっている現状を紹介。また、市内初の音響信号設置や幅広横断歩道に関する最新情報にも触れ、今回の体験が安全確保に有意義である旨を述べた。参加者へ積極的な意見交換を促し、体験の価値を共有した。
中村氏からは、シンクレオの最新モデルについて紹介された。10月の万博で多くの視覚障害当事者に試用してもらった経験に触れ、今回持参したデモ機はその改良モデルであると説明。短時間でも特徴を掴めるよう工夫されていることが述べられた。また、地域からの継続的支援や参加者からの温かい差し入れへの感謝が語られ、技術の未来展望として来年・再来年のさらなる機能進化についても言及した。AI搭載版の紹介や、通信環境による一時的な不安定さへの断りも添えられた。
真鍋氏からは、今回初実施となる「幅広横断歩道体験」について詳細な説明があった。法令改正により白線幅が45〜90cmへ拡大可能となり、工事コスト削減・耐久性向上といった利点が示された。一方で視覚障害者にとって白線間隔拡大が歩行しづらさにつながる懸念があり、設置には音響信号とエスコートゾーンが必須であると説明。今回は実際の施工を再現するため90cm幅の模擬横断帯を用意し、参加者に歩行体験を通じて意見を聞く場として設定された。安全性に配慮しつつ今後の設置判断に役立てたいとの方針が述べられた。
2 2つの体験会の実施
体験会は13時40分から14時40分と14時40分から15時40分の2枠構成で実施した。参加者をA・B二つのグループに分けて進行した。Aグループは先にシンクレオ体験、Bグループは屋外でのエスコートゾーン横断体験に参加し、後半の枠で両グループが入れ替わる形式を採用。移動が伴うため、参加者に安全な移動と協力が呼びかけられた。
エスコートゾーン横断体験は、三豊警察署の駐車場に設けられた特設スペースで実施された。現行の横断歩道の隣に、白線幅を拡大した新型横断歩道モデルとエスコートゾーンを再現した歩道が用意され、参加者は実際に両方を歩行して比較体験を行った。歩きやすさ、白線の捉えやすさ、エスコートゾーンの有用性など、多角的な視点で体験を深めた後、警察担当者によるアンケートが実施され、参加者からは活発な意見が寄せられた。
シンクレオ体験では、まず開発企業による機能説明が行われ、操作方法やAI搭載モデルの特徴について解説があった。参加者はデモ機を実際に装着し、壁・障害物などを用いて、音と振動による距離認識機能を確かめたほか、AIへの音声質問によって周囲の配置や物体を確認する機能も体験した。
3 閉会行事
15時40分より閉会行事を実施した。まず、中村氏や真鍋氏に質問があるかどうかを確認したが特に質問はなかったため、12月のiPhone基礎講座と交流会の案内をした。その後、11月30日の防災訓練について案内と参加希望者の確認をした後、閉会挨拶をして体験会の幕を閉じた。