Susan Boyle

（スーザン　ボイル）という歌手をご存知か？
愛称は SU-BO。
聞いたことがあるという人も多いと思います。
スーザンは両親と暮らしていたが、父を亡くし、母も91歳で亡くなり、猫といっしょに暮らしていたが、母を亡くしたことのショックは大きく、長い間誰とも話ができないほど落ち込んでいたそうだ。
母が亡くなって２年後、ようやく立ち直った彼女は、生前に母から「あなたの歌をみんなに披露しなさい」と言われたことを実行するためにTVオーディションに出ることを決意する。

2009年、イギリスのテレビのオーディション番組、「ブリテンズ　ゴット　タレント（イギリスの神の才能）」の予選に出場し、一夜にして世界中に名が知れ渡ることとなりました。
ほんとにたった１日で彼女の人生は一変します。感動の一瞬です。
そのTV番組の予選の様子が動画で見ることができます。

ステージに上がった彼女は歌う前に審査員にいくつか質問されます。
審査員：　名前は？
スーザン：　私の名前はスーザンボイルよ。
審査員：　出身地は？
と聞かれて村の名前を答えるのだが、どんなところですか？と聞かれて、緊張してあがっていた彼女は言葉につまりドギマギ。
審査員：　年齢は？
スーザン：　47歳です。
陽気にふるまっているが、内心はそうとう緊張していたはずだ。
スター目指して若者が出場するような番組なので、審査員も観客も、え?、そんなおばさん？てな感じの表情。
化粧もろくにしてなく、おじさんかおばさんかよくわからないような、少々太り気味の外見。
どうせ陽気な田舎のおばさんが何を勘違いしたのか、思い出作り程度に出てきたんだろう。とみんな思ったに違いない。
審査員：　夢は？
スーザン：　プロの歌手になることです。
観客は、何言ってんの。そりゃ夢のまた夢だわ。てな感じで失笑。
さっさと歌って帰ってちょうだいよ、てな感じ。
審査員：　目標の歌手は？
スーザン：　エレインペイジです。（有名なオペラ歌手らしい）
観客は、よくまあ恥ずかしげもなく言うもんだ、無理無理、絶対無理、てな感じでしかめっ面。
審査員：　今日は何を歌いますか？
スーザン：　ミュージカル「レ・ミゼラブル」から「I dreamed a dream（夢破れて）」です。
そしてイントロが流れて、歌い始める。
その第一声で、その美しい天使のような歌声で会場の様子は一変します。
会場の観客たちは、「しまった。神に試された！」と思ったでしょう。
見かけで判断した自分の心の汚さに気づき、後悔の念から称賛の念へと一瞬で変わる。
会場は総立ち。彼女の内側に女神を見るかような目に変わる。
歌い終わった彼女はやっぱりあがっていたのでしょう。すぐにスタスタと帰ろうとして、審査員に呼び戻されます。審査員はまようことなく太鼓判の合格。
観客は彼女の中にある、まだ十分には磨かれていないものの確かに光り輝くまばゆい"Talent"に酔いしれていた。拍手と喝采を浴びながら彼女はステージを去る。

では、ご覧下さい。

この後、彼女はCDデビューし、日本の紅白歌合戦にもゲスト出演しました。
↓ファーストアルバム "I dreamed a dream"

→憧れのエレインペイジとの初共演

スーザンボイルはオーディションで国民的な名声を得ました。そして１週間もしないうちに国際的な名声を得ました。
と紹介から始まるTV番組でのインタビュー映像
→スーザンの過去と現在（インタビュー）

スーザンのご両親も天国で抱き合って喜んでいるでしょうね。
では、宿題。このページのトップに書いてあるタイトル
　I've got a dream I dreamed.　を日本語にしなさい。
　
See you!

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