第72回四国地区人権教育研究大会(愛媛大会)

 暖かな日差しとともに、桜が咲き誇る季節となりました。皆様におかれましては、益々御清栄のこととお喜び申し上げます。
 さて、四国地区人権教育研究大会は、1954年に第1回大会が開催されて以来、四国のなかまの皆様とともに、「四国はひとつ」の合言葉のもと、部落問題をはじめとするあらゆる人権問題の解決とすべての人の人権確立をめざして、着実にあゆみを進めてまいりました。
 しかしながら、現在でも部落問題をはじめ、いじめや不登校などの教育問題、子どもの貧困や児童虐待、ヤングケアラーなどの社会問題が数多く発生し、今なお差別が根強く存在しています。さらに、国際化、高度情報化など、社会の変化に伴い、分断や対立による新たな人権問題も生じています。
 本研究大会は、部落問題をはじめとするあらゆる人権問題の現状と課題をとらえ、日ごろの実践の交流をとおして、互いの成果に学び合い、これからの人権教育・啓発に新たな展望を拓く意義と役割を担うものです。
 つきましては、公私ともに御多用のことと存じますが、多数の方々の御参加をいただき、本大会成功に向けて、格別の御支援並びに御協力を賜りますようお願い申し上げます。

 2025年4月1日

四国地区入権教育研究協議会
会 長  米 田 孝 弘