第2回研究会 報告
1.日時 平成25年8月24日(土) 9:10〜14:00
2.会場 香川県漁連研修センター(高松市北浜町)
3.内容
(1)9:10〜9:20 開会式
@ | 挨拶 香川県水産課 課長 北尾登史郎 氏 | |
国民健康・栄養調査によりますと、魚介類の摂取量は年々減少しています。特に、若年層で「魚離れ」が進行しており魚料理が嫌いな理由として「骨がある」、「食べるのが面倒」が上位にあげられます。 そこで、子供たちが骨のある魚を一匹丸ごと食べ、魚の構造を理解し、生きた魚を食べることで命を頂いていることを知り命の大切さを学んでもらいたい。平成25年度水産食育教室事業として「お魚一匹食べよう伝道師養成講座」を行います。 子供たちに分かりやすい説明できる人材を養成して、子供たちに魚を食べる食育教室を開催することで子供や子育て世代を中心に魚をもっと食べてもらいたい。 |
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A | 「香川の食を考える会」 会長 宮城公子 氏 ・本日は盛り沢山の内容があります。怪我をしないように実習を行ってください。 ・午後は「お魚伝道師養成講座」第1回を行います。伝道師資格は本日を含めて4回の講習を受講することが必須ですので興味のある方、迷っておら れる方は参加してください。 ・日本食文化のユネスコ無形文化遺産参加は昨年1月に農文協から打診があり3月に受諾した。情報を頂けるだけで何もしなくてもよい。 ・9月16日「目からうろこの楽しい食育と菌ちゃん野菜つくり」吉田俊道先生による講習会があります。「香川の食」会報8号にも紹介。申し込みは9月10日まで。 |
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(2)9:20〜9:40 講義 「魚の栄養について」 講師:管理栄養士 赤井靖子 氏 |
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B | 魚は食べにくい、めんどくさいということで、魚より肉を食べる若い人が多くなっている。魚には健康に欠かせない栄養が含まれている。切り身だけを使っていると魚の形もわからない。いろいろな魚を調理して骨や皮に含まれる栄養を知ってほしい。 魚は生命維持に必要な栄養を含んでいるだけでなく、生活習慣病の予防効果もある。さらに学習能力を高め、情緒安定させる消化が良い上質の蛋白質である。 以下略す。 |
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(3) 9:45〜11:40 講義・実習 「魚の構造とさばき方、調理実習 講師 海鮮料理店 店主 友澤敏雄 氏
シズの南蛮漬け(あっさり味) | |||||||
材料(4人分) シズ(中〜大)4尾、 ピーマン 1/4本、 玉ねぎ 1ケ、 鷹のつめ 少々、 塩、こしょう 少々、 小麦粉、サラダ油 適量 合わせ酢: だし汁 1カップ(昆布、かつお)、 米酢 1/2カップ、 味りん 大さじ1、 砂糖 大さじ3、 醤油(薄口2 濃い口1) |
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作り方 @ だし汁と調味料を合わせ、ひと煮立ちさせ、冷ましておく。 Aシズを3枚におろし骨を取り、塩こしょうをする。 Bシズに小麦粉をまぶし、約160度の油で揚げていき、最後は火を止めて170〜180℃にしてカラッと揚げる C揚げてシズを網にのせて、熱湯をかけて油抜きをする。水気が切れたら@の中に入れる D細く切った野菜をのせて、1時間程度漬けておく。 |
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マダコのカルバッチョ | ||||||
材料 ゆでタコ、レタス、サラダ菜、 白ネギ(白髪ねぎ)、 プチトマト、水菜(サラダ用の葉の部分)、細ねぎ(青い部分) レモン 割合:バルサミコ酢 2、 濃い口しょうゆ 2、 味りん 1、 料理酒 2、 ゆずこしょう少々、 すりごま、 オリーブオイル 1 |
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ハモシャブと雑炊 |
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(4) 13:00〜14:00 お魚一匹食べよう伝道師についての説明 http://www.pref.kagawa.jp/suisan/
香川県水産課 副主幹 大西洋子 氏