季節の郷土料理  

栗の保存方法と栗料理
保存方法

短期間保存する場合は、栗をビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存する
新鮮な栗は、半日ぐらい干すかビニール袋に入れて約1か月間冷凍保存すると甘みが増す

栗の甘露煮  
作り置きしておくといろいろな料理に応用できる。
栗の茶巾しぼり、きんとん、栗ぜんざい、栗おしるこ、栗蒸羊羹、栗ケーキ、モンブラン 

材料 むき栗  500g、(皮をむくと2/3ぐらいの分量になる)
砂糖 250g、 みりん 75cc
作り方
@ 栗の皮と渋皮を剥ぐ。栗のとがっていない堅い面に包丁の刃の下部分で切り込みを
入れておくと皮がむきやすい。渋皮は包丁目をたてて丁寧にむく。
A 鍋に多めの水と栗を入れ、くちなしの実、酢の順に入れ、中火で栗が柔らかくなるまで茹でる。
B 栗に爪楊枝が通るぐらいになると、ざるに上げて水けを切る。
くちなしの実を取り除き、ざるに水をかけてサッと洗う。
C 鍋に砂糖、みりん、水500ccを入れて加熱して、砂糖が溶けたらBを加える。
クッキングシートを落し蓋にして、弱火で煮汁がひたひた程度になるまで煮る。火からおろして一晩置く。
長期間保存する場合は、熱いうちに熱湯消毒したビンに汁とともに詰めて、蓋をして
約50度の湯が入った鍋に入れて5分ぐらい沸騰させてから冷ます。正月料理に利用できる。

栗の茶巾しぼり

材料 栗の甘露煮 8個
作り方
@ ボールの上にざるを重ねて、汁気をとった栗の甘露煮を入れる。すりこぎで裏ごしをして4等分する。
A ラップに一つ分を包んで茶巾絞りをする。

栗おしるこ(3〜4人分)

材料 市販のゆで小豆缶詰(砂糖入り) 1缶、 栗の甘露煮 3〜4個
作り方
@ オープントースターで栗の甘露煮の表面に少し焦げ目をつける。
A 器に茹で小豆を入れて好みの甘さになるよう熱湯を加える。@を入れる。

栗おこわ

  香川県では、喜び事のみでなく、仏事にも「おこわ」はつきものである。赤飯と呼ぶことも多い。
炊き込みおこわを赤飯と言って区別することもある。栗おこわは現在も山間部でよく作られている。
塩江町、綾上町、仲南町には栗林が多く、栗おこわや栗入りばらずしを作る。生栗を冷凍庫で保管
しておいて季節はずれに楽しむことも出来る。渋皮までとって保管しておくと便利である。
おこわに南天を乗せる習慣が昔からあるが、南天の葉を慶び事では上向きに、仏事では下向きにする。
南天は解毒の作用があると言われ、昔は食あたりをしたら南天の葉を咬んで薬としたようだ。
  

材料・分量(4個分)
もち米 400g 黒ごま  10g(大さじ1)
栗 120g 塩  5g(小さじ1)
あずき 50g     

 

作り方