季節の郷土料理2011.4

5月の節句には必ず作ったかしわもち。作ってみましょう。

かしわもち
材料・分量  4人分8個
  だんごの粉 200g、 砂糖 36g(大さじ4弱)、塩 2g(小さじ1/2)、湯 160cc(カップ3/4強)、片栗粉 20g
  あずき 70g、砂糖 70g(大さじ7)、塩 1g、かしわの葉 8枚
  
つくり方
@ かしわの葉をゆでて水にとり冷ます。
A だんごの粉に砂糖と塩を混ぜる。ぬるま湯を入れて耳たぶぐらいの硬さにこねる
B 蒸し器の蒸気が上がってきたらAを入れて強火で10分間蒸す。Aをラップに包み電子レンジで3分加熱してもよい。
C Bをすりばちに入れてすりこぎでよくつく。
D まな板の上に片栗粉を広げCを置いて棒状にまとめて8等分する。
E あんを作りDに入れて丸める。かしわの葉で包んで強火の蒸し器で5分間蒸す。
応用 1.かしわの葉で包んで蒸すと葉の香りが高くなるが、だんごを蒸した後にかしわの葉で包んでもよい。
    2.かしわの葉の代わりにからたちの葉も利用できる。
備考 香川県ではかしわの葉の代わりにからたち(さるとりいばら)の葉をよく使う。かしはの葉は大きいので    1枚の葉で包むが、からたちの葉を使う場合は2枚ではさむ。
     香川県は小麦の産地であったので、小麦粉に塩を入れてぬるま湯で耳たぶぐらいの柔らかさになる   まで練って、中にささげやぶど豆で作ったあんを入れて、からたちの葉2枚で包んで蒸した。
おちらしだんご
材料・分量(4人分)
  おちらし 100g、 だんごの粉 200g、
  砂糖 50g(大さじ5)、水 200cc(カップ1)、 まぶし用きな粉 少々、 
作り方
@ ボールにおちらし、砂糖、だんご粉を入れて混ぜる。水を加えて耳たぶぐらいの硬さに練る。
A @をちぎって直径3cmぐらいに丸めて熱湯の中に入れてゆでる。火が通ったら浮き上がってくるので網じゃくしですくって水を切る。
B 少しさめたらまぶし用きな粉の中に入れてきな粉をまぶす。
応用
 1.好みにより砂糖の分量を加減する。ようじに3〜4個つきさしてもよい。
 2.砂糖を加えずだんごを作りだんご汁にしてもよい。
 3.おちらしの代わりにきな粉を用いてもよい。
 4.@をラップに包んで電子レンジで4分加熱して3cmぐらいに丸めてきな粉をまぶしてもよい。
備考
 おちらしは粘り気がないので割合が高いとだんごの粘り気が減る。おちらしの割合は50%ぐらいがおいしい。おちらしを入れるとだんごが冷えても硬くならない。
よもぎもち
材料(4人分)
 だんごの粉 200g、湯 160cc、 よもぎ 60g、 
 あん 400g、きな粉適量
作り方
@ よもぎのはさきの柔らかいところを洗い、重曹0.3%を入れたたっぷりの熱湯で約2分間茹でて水にさらしてあく抜きをする。
A だんごの粉にぬるま湯を加えて耳たぶの硬さによくこねる。3つに小分けし、平らなだんごにまとめる。ぬれぶきんを敷いた蒸し器に入れ強火で20分蒸す。
B あんを8個に丸める。。
C Aに@を加えてすり鉢に入れすりこぎでついてよく混ぜ合わせる。8個に分け、熱いうちにあんを入れて形よく包む。きな粉をつけて丸める。、
応用
よもぎは塩0.5%の熱湯で茹でて水にさらしてもよい。重曹を用いて方が色鮮やかになる。
だんごの粉に10%の砂糖を加えると、冷めてももちがかたくならない。
備考
旧暦3月3日ひなまつりには、女の子がいなくてもよもぎ餅で菱もちをつくり、神様に供えて祝った。
もち米を一晩水につけ、せいろで蒸し、蒸し上がった頃、茹でてあく抜きをしたよもぎをかたく絞り細かく切ってせいろの上にのせてしばらく蒸す。臼に入れよく練りながらつき、あんを入れて丸め、きな粉をまぶして作る方法もある。