季節の郷土料理2011.3

生ワカメの扱い方と簡単料理
春に収穫される生わかめは、乾燥わかめと異なるおいしさがある。瀬戸内海では天然わかめや養殖わかめが収穫される。
さっとゆでて冷水に通すと鮮やかなグリーンに変身し、やわらかくとてもおいしい食材である。生わかめ1本で、めかぶ、葉、茎
の3種類の食感を味わうことができる。
生ワカメは、冷蔵庫で3〜4日は味が変わらずに保存できる。必要な時にその都度ゆでる方がおいしく、冷凍庫では食感が変
わるので保存しないほうがよい。

生わかめのポン酢
作り方
@ 生わかめの葉の部分を大きいまま少しずつ熱湯に入れるとすぐ鮮やかなグリーンに色が変わる。
すぐに氷水に入れて冷ます。これをくりかえし必要な量をゆでる。
A @を水切りして、食べやすい大きさに切る。器に盛り、食べる直前にポン酢をかけて、千切りしょうがを飾る。
生わかめの茎が細い場合は、葉と一緒にゆでる。
生わかめの茎の佃煮
作り方
@ 生わかめの葉を取った太い茎は、1〜2mmぐらいの大きさに切る。
A 鍋に少量の水を入れ、@を加えて加熱するとすぐ色が変わる。かつおぶしを加え、醤油、砂糖酒で好みの味付けをして、水分がなくなるまで焦がさないように煮詰める。
さいごにごまを加えて混ぜる。長期間保存する場合は醤油を多めにするとよい。
めかぶの醤油味
作り方
@ 茎からそぎ落としためかぶを沸騰水に入れて、色が変わったら氷水にとる。
A @をまな板の上に置き、包丁で細かくたたくとねばねばしてくる。
B かつお節、小口切りねぎを加えて、醤油で味付けする
C ご飯にのせたり、豆腐にのせるとよい。