季節の郷土料理  2009.10

くりご飯
材料(5人分)
 米 480g、むき栗 240g(米の分量の約1/2)、清酒 30cc(大さじ2)
 黒いりごま、塩適量
作り方
@ 栗の皮をむく。小さければそのまま、大きければ適当に切る。
A 焼きみょうばんか重曹を少量入れた水に@を1時間ぐらいつけあくを抜く。
新しい水に栗を入れて十分に水を吸わす。
B 米は炊く1時間前に洗い、Aを加えて普通に炊く分量の水と酒を加える。
普通に炊飯する。
C 出来上がればむらしてご飯と栗を混ぜ合わせる。
D Cを器に盛り、黒ごまと塩を振りかける。
備考
栗飯は秋の味覚の代表格である。栗の代わりにぎんなんやさつまいもを使ってもよい。
ずいきのぬた
材料(4人分)
ずいき 400g(赤め芋のずいきがえぐみが少ない)
油あげ 80g、味噌 72g(大さじ4)、酢 30cc(大さじ2)、砂糖20g(大さじ2)
ごま10g(大さじ1)
作り方
@ ずいきは米のとぎしるで茹で、皮をむいて水にさらしてあく抜きをする。
長さ3cmの薄切りにして、水気をとる。
A 油あげは茹でて、水気をとり千切りにする。
B 味噌、砂糖、酢で酢味噌をつくりすりごまを加えて@とAを和える。
応用
@ 干しずいきをもどし、黒豆やこんにゃくとともに煮て、おせち料理に加えることもある。
A しっぽくうどんの具にしてもよい。
B 油あげの代わりにシラス干しを用いてもよい。
備考
中秋の名月の頃が里芋の旬になる。細く伸びたずいきにはひなびた味わいがある。
女性が産後に食べると古血がおりるとも言われている。