季節の郷土料理09年7月 
   はげだんご、電子レンジで作れる手打ちうどん

はげだんご
材料・分量(4人分)
 小麦粉  200g(カップ2)、 あん  240g、 水180cc
作り方
@ 小麦粉を練り、沸騰した湯にスプーンですくっておとしいれ、浮き上がるまで茹でる。
A 水気を切ってあんをまぶす。
応用
@小豆の粒あんの作り方
  小豆100gを洗い、水を入れて加熱し沸騰したら茹で汁を捨てる。
  水400ccを加え弱火で約1時間煮る。豆が柔らかくなったら砂糖140gと塩1.5gを入れて煮
  詰める。この分量で約500gのあんが出来る。市販のあんを利用してもよい。
Aあんには、小豆、ささげ、えんどう、えだまめ、そら豆を材料にする。
備考
だんごのつるりとした表面にあんがまだらにつくために「はげだんご」と称したという。
また、はんげ(半夏)に食べるので「はんげだんご」と言われたのが訛って「はげだんご」になったとも言う。
手打ちうどん(即席)
材料・分量(4玉分)
 中力粉 400g、  食塩水 200cc(水180cc+食塩20g)、  打ち粉適量
作り方
@ 小麦粉を厚手のビニール袋に入れる。この中に塩水を3回に分けて加える。塩水を加えるたびにビニールの外から両手でよく混ぜる。
A 粉の色が変わるまで(約5分)よく混ぜてからボールのような団子に丸める。
B ビニール袋の上にタオルか折りたたんだ新聞紙を被せ足の踵でまんべんなく踏む。扁平になった生地を丸めて団子にする。また、同様に足踏みをする。
この作業を3回繰り返す。この分量であれば手のひらで揉んでもよい。
C Bを4等分して丸める。1個ずつラップで包み、1個ずつ電子レンジの「解凍」メニューで1分加熱する。1個を電子レンジにかけた後で、使用済みのラップで次の1個を包んで電子レンジにかけていくとラップの使用量が少なくてすむ。
D Cを手でよく揉んで手のひらで扁平にする。
家庭用のまな板の上に置き、打ち粉を振りかけて綿棒で伸ばして3mmの厚さにする。分量が少ないので縦長に細く伸ばす。23cm×41cmのまな板であれば100gの小麦粉を丸めたものでは、まな板の9割ぐらいの面積に伸ばす。
E Dを10cm幅の屏風たたみにして3mm幅に切り麺線を作る。
F たっぷりの沸騰した湯の中に麺線を入れ、12〜13分茹でて水にとる。
G 鉢に夏は氷水、冬は湯を入れてうどんを浮かす。それぞれを冷やしうどん、湯だめうどんという。
H かけ汁または付け汁を用意して、ねぎは小口切り、しょうがはおろししょうが、ごまは煎ってすりごまにして、薬味とする。

計量 

ビニール袋で揉む


100gの塊にしてラップで包む

電子レンジで1分

まな板の上で伸ばす


屏風たたみ

麺線に切る

茹でる

水にとりざるにあげる
備考
@ 麺棒はまな板の幅よりも少し長めのものがよい。
A 伝統的な手打ちうどんでは、食塩水の割合を季節によって加減したり、こねた団子を寝かせてから伸ばすなどの作業がある。上記の方法では、寝かせる過程を電子レンジを活用することで、少人数の家庭が短時間で手打ちうどんを楽しむことができる。
B ゆであがったうどんを水に取らず、そのまま茹で汁と共に鉢に入れて、つけ汁と薬味で食べるものを「釜あげ」という。
手打ちうどんの食べ方には、生醤油うどん、千本ばし、たらいうどん、しっぽくうどんなどがある。