季節の郷土料理2009年9月

おはぎ(ぼたもち)

材料・分量(4人分)

・もち米 280g、 うるち米 120g、 水 460cc、
・あずき 100g、 水 400g、 砂糖 140g、 塩 1.5g、
・きなこ 200g、 砂糖 20g、 塩  少々、  黒ごま20g、 砂糖 20g、 塩 少々 

つくり方 

@ もち米とうるち米を混ぜて洗い、2時間ほど水につけておき普通に炊く。
よくむらして、ぬらしたすりこぎで半つぶしにする。
A 小豆を洗って3倍の水を加えて茹でる。沸騰したら茹で汁を捨てる。水を加えて
弱火にかけて1時間ぐらい煮る。豆が柔らかくなったら砂糖を入れて煮詰める。あんを一人3個に丸める。一つを少し大きめに作る。
B 飯を一人3個に丸める。一つを少し小さめに丸め、大きめに作ったあんで包む。
かたく絞ったぬれぶきんかラップの上で包むと手に付かないので作りやすい。
C きな粉に砂糖、黒ごまに塩をそれぞれ入れて混ぜておく。飯であんを包んだものを一人分2個作り、それぞれにきな粉と黒ごまをまぶす。食べる直前にまぶさないと砂糖が溶ける 

応用 

@ うるち米はもち米の重量の4分の1から同量まで加えてよい。水加減の計算は
もち米の重量×1.0+うるち米の重量×1.5
A あずきの代わりに芋あんを用いる所もある。さつまいも250gに砂糖50g加える。
蒸したいもまたはゆでたいもをフードプロセッサーでつぶし、砂糖を入れて弱火で練り上げると簡単にいもあんが作れる。そらまめあんを用いる所もある。
B 外側にまぶすものは青のりでもよい。

備考
萩の花が咲く頃に作るのがおはぎで、あんを中に入れ外側にきな粉や青のり、黒ごま 等をまぶす。香川県では秋の稲の取り込みじまいを「オカイレ、もみすりじまいを
「イワアゲ」といい、おはぎを作って祝う。ぼたんの花が咲く頃(春〜初夏)に作るのがぼたもちで飯をあんで包む。しかし、作る時期や作り方に関わらずおはぎと呼んでいる所もある。

甘酒(炊飯器でつくる甘酒)

材料・分量(4人分)

・米 3カップ(480g)  水 720cc、 米麹 300g〜500g

つくり方 

@ 米を洗い炊飯器で普通に炊く。
A ご飯が炊きあがったら、水720cc加えてよくかき混ぜる。
B Aにほぐした麹を加えてよくかき混ぜる。
C 炊飯器を「保温」に設定して約7時間おく。途中で1〜2回よくかき混ぜ
味の変化を確かめる。使用する米麹の分量によって保温時間は異なる。
麹が少ないと発酵するのに時間がかかる。
D 冷まして冷蔵庫で保存する。
E 好みに薄めて食べる。熱くしても冷たくしてもよい。好みでおろし生姜を加える。
粳米で餅米でもよいが、餅米がおいしくできる。
炊飯器の容量によって使用する米の量を変える。米の分量は炊飯器の許容量の半分程度までの分量とする。

備考 正月や祭りに欠かせない飲み物で、大きな瓶に仕込んで布団や毛布で巻いて保温をして作っていた。