第6回 ヌードショーでのハプニング私が20歳代後半の頃でした、当時農業青年のグループがあり、色々
研究会などをしており私も加入しておりました、ある時一度先進地視察に行こうではないかと言うことになりました、そこでそれじゃ農業改良普及所も呼んでやれ と言うことになり普及所
からはM先生が来ることになりました。貸し切りバスで淡路のカーネーション団地を見て翌日大阪の青果市
場を見て来ると言う計画でした。バスに乗ると同時に日頃のストレス解消 とばかり私たちは早速宴会
を始めたのです、ところがM先生曰くあまり酒を飲まないようにとのことである、理由は視察に行くところの人に対して失礼だからと言うのである、なるほどそれもそうだと一同少し控えめにしてその日の視察も無事終
り大阪の旅館へ着いたのです、そこで今度は無礼講とばかり宴会に花が咲いたのである、やがて宴会も終わり さてまだ時間も早いしどこかへ行こうかと言うこ
とになりました、それじゃ九条のヌードショーでも行って久しぶりに目の保養でもしてこ
ようかと話が決ったのです、皆 いい気分で都会の夜風に当たりながら電車に乗り九条へと向か
いました、やがて さあ着いたぞと言うことで順番に中に入ったのですが、ここで あー、 と驚いたのである、それは何とあのM先生 ちゃんと先に座つているではないか自分一人タクシーで先に来ていたのである、皆 おかしいやら あきれるやら 皆に酒を飲むな 飲むなと言っておい
てけしからん、と反応さまざまである、それにしてもM先生まさか皆が来るとは夢にも思わなかったのだろう、翌日大阪の市場を見学して視察旅行も無事終わりました、しかしそれから当分の間 旅行の話が出るとM先生の話の出番になり
ました、それから約30年 M先生も偉くなってもう会う機会もほとんど無くなり
ましたが 今でもM先生と言うと懐かしくこの事が浮かんできます、
先進地視察も何度か行きましたが一番印象に残る旅行になったのはM先生のおかげである、元のページへ戻る