〜オヤジ初稽古〜

〜見るとやるとじゃ大違い〜

 それは2003年9月、37歳の時でした。子供達が先に入門し、私は興味ないまま過ごしていたのですが何故か突然
「オレも入門する!」って事になりました。もちろん子供達と一緒に稽古することで子供達に何かプラスになるのでは?
という考えがあったのはあったのですが、今から思えば
魔がさしたとしか言いようがありません(笑)
実際、運動をしなくなって15年は経ってました(まともに運動したのは大学時代の日本拳法が最後)
この37歳当時はヘビースモーカーで趣味は競馬、麻雀の2ギャンブルって感じでどう考えても不健康そうなものです。
体験入門の制度は当然あったのですが、以前から子供達の稽古は見ていたので、大体の事は把握出来てるつもりでした。
故に体験入門などせず、しかも
入門前から道着を購入し何度も洗い、このデビューの日に備えました。

開始前に道場に行き、準備万全。さあ、待ちに待った稽古だ頑張るぞ〜〜( ̄○ ̄)/ オー!
と気合は十分。そして柔軟体操から始まりましたが、何故かやっているうちに汗がダラダラ・・・・・9月の終わりですから
そりゃ暑いのは暑いのですが、少し違うような・・・・・。10分弱のこの柔軟体操で既に体に異変が(笑)

そして次は基本稽古。嫌な予感通り、基本の途中からもう肩で息をする始末。。ヾ(・・;)ォィォィ・・早過ぎでないか?
何とか基本が終わる。。しかし始まって最初の最初、しかも基本稽古でこのていたらくとは・・・・。
「ヤ・ヤ・ヤ・バイ・・・・・基本でこんなに消耗したらこの先どうなる??( ̄◇ ̄;)」
この時、どれだけ後悔した事か!?こ・こんなハズじゃぁ。。。。。

「ワシはなんてアホなんや〜〜〜〜〜!<(゚ロ゚;)>ノォオオオオオ!!と心の中で叫びまくってました。

後悔先にたたず・・・・・・・・・(笑)
小休止の間に回復する訳もなく移動稽古が始まりました。キツイ前屈立ち、後屈立ち、そして騎馬立ちと更に
鈍った体に容赦なく連続攻撃。前の人について動くだけでいっぱいいっぱい。。
動きながら「動悸、息切れ、めまいに救心」のCMが頭の中で流れまくってました(笑)(@_@)
とにかく滝のような汗で道着は完璧なツートンカラー。。移動稽古終わった休憩中、幼年部の子供に
「おっちゃんの道着汚いなぁ〜」と言われる始末。。。(; ̄Д ̄)
本当に見ていた分とは大違いでした。。1往復くらいは試してやると簡単ですが、色んな種類を続けて何回も
やると全然違います。。またきっちり正確に膝曲げて移動するほど疲れます(当然ですが)
傍目には簡単そうにみえてましたが、こんなに違うとは。。。。超自己嫌悪。。反省しきりでした。

ここから先の技の稽古は何やったか覚えていません(笑)多分、数種類のコンビネーションやったとは思います。
途中、リタイヤしそうになりましたが、もうろうとしながらも意地だけで何とかやり終えました。
一発で足の裏の皮が剥けかけ寸前になりました。

帰宅して普通にあの稽古をこなす子供達の偉大さを認識させられました。

ただ今になって思うのは、もしも一度体験入門を経験していたら、私は絶対入門してなかったと思います。
もちろん個人個人の体力とかは違うので全ての人がそうではないと思いますが、私の場合は間違いなく
そうだったと思います。絶対、続けれる自信など出来なかったでしょう。。もう先に道着まで買って後戻り出来ない
状況だったので、続けざるを得なかったというのが当時の正直なところでしょうね・・(/。\)イヤン!ハズカシイ

という事で
見るとやるとじゃ大違い(笑)