フランス車に乗っていると何となくフランスに興味が湧いてきます。また、元来の酒好きの私は、最近ワインにはまりつつあります。こんなとき、よく行く地元の酒屋「ヒサモト酒店」から一通のメールが届きました。それはワインの有料試飲会の案内であり、名付けて『1997年ボルドーグランヴァン水平試飲会』。飲めるワインは、5種類あるマルゴー第1級(グランヴァン)のうちシャトー・ムートン・ロートシルト、シャトー・ラトゥール、シャトー・マルゴーという3種類、および第2級を2種類と第3級を1種類、合計6種類というもの。1997年というと早すぎるような気もしますが、これだけのグランヴァンを一度に飲める機会は特に高松ではなかなかありません。12名限定で会費は7,000円なり。考える間もなくメールを読んだ5分後には参加申し込みをしていました(笑)。

 さて、時は2001年1月20日(土)午後7時半、ヒサモト酒店高松店のワインセラーに集合。私が最後で既に12名が集合しています。あれ?、私を加えて13名?。一人あたりの量が減るんじゃ?という不安をかかえながら試飲会が始まりました(シャトー・カロン・セギュールを2本空けていただきました)。

参加人数分のワイングラスにワインを注ぎます。量を揃えないと。写真はマルゴーを注ぐの図。 ヒサモト酒店・佐藤氏の挨拶。お世話になりました。
空いたボトル。シャトー・カロン・セギュールを2本空けたため合計7本。 試飲会はこんな感じ。6種類のワインが並びます。18℃のセラー内のため少々冷えます。
上段は左から、シャトー・レオヴィユ・ポワフィレ、シャトー・ピション・ロングヴィユ・バロン、シャトー・カロン・セギュール。
下段は左から、シャトー・ムートン・ロートシルト、シャトー・ラトゥール、シャトー・マルゴー。
シャトー・ラトゥールはやや量が多かったので色が濃く見えますが、実際にも最も色が濃かったです。
5種類のチーズ、サラミ、クラッカーが付きました。

 

名称
シャトー・ムートン・ロートシルト(Ch. Mouton Rothschild)
'97
シャトー・ラトゥール (Ch. Latour)'97 シャトー・マルゴー (Ch. Margaux)'97 シャトー・レオヴィユ・ポワフィレ(Ch. Leoville Poyferre)'97 シャトー・ピション・ロングヴィユ・バロン (Ch. Pichon-
Longueville Baron)'97
シャトー・カロン・セギュール(Ch. Calon-
Segur)'97

      外観

ラベル

メドック格付

1級

1級

1級

2級

2級

3級

産地

ポイヤック村
(Pauillac)

ポイヤック村
(Pauillac)

マルゴー村
(Margaux)

サンジュリアン村(Saint-Julien)

ポイヤック村(Pauillac)

サンテステフ村(Saint-Estephe)

ブドウ品種
CS 81%, Mer 13%, CF 3%, PV 3% CS 76%, Mer 19%, CF 4%, PV 1% CS 80%, Mer 15%, PV 5% CS 52%, Mer 28%, CF 12%, PV 8% CS 80%, Mer 20% CS 45%, Mer 40%, CF 15%

当日配布資料の内容

赤はウンウン青は??と私が感じた点)

収穫量の60%だけがグランヴァンに使われた享楽的で社交的なムートン。深みがあるルビー色から紫熟したタンニンがあって、全てを語るムートンのカシスがそのアロマと味わいに中にある。口に含むと柔らかく、純粋な果実味が燻したような新樽とよく統合され、アタックからは想像できない驚くほどの余韻を備えている。 深いルビーから紫色のクラレットは、クランベリー、ジャムとブラックカラントの絡み合った成長したアロマを放ち、紛れも無いラトゥールの印である強いミネラル分を含む。エレガントで甘い、葡萄の熟したアタックと、ビロードのようなタンニンミディアムボディーを備え、まろやかな気品のあるスタイリッシュなフィニッシュを持つ。 濃い紫色でクレーム・ド・カシスやトースト、ミネラルの魅力的な目の開いたノーズを持つ。口に含むと、美しく熟した果実味がし、酸度は低く、口当たりの良い絹のような飲み心地で、こうした若いワインにしては驚くほどしなやかで複雑。フィニッシュは丸みがあって親しみやすくて、ほどよい余韻を残す。 セクシーで目のゆるい、華麗なワインであり、暗いルビー色から紫で、美味しいクレーム・ブリュレやコーヒー、ブラックカントと燻したような香りが熟成中のワインのアロマから飛び出してくる。豊かで、肉付きは良く、中間の味わいは良く肥えている 重くなく、ミディアムボディーの濃い紫色のクラレットで、低い酸度、ほど良いタンニンがある。1997年にしては焦点が定まり、輪郭のはっきりしたワイン。トーストのような香りが混じった、たっぷりとした甘いブラックカラントの果実味に特徴がある。口に含むと、よく焦点の定まった感じ。適度のタンニン、そして適度に長いフィニッシュがある。 成長の進んだ中程度のルビーないしガーネット色厳しくタンニンの強い個性、フィニッシュに収斂味の強いタンニンが感じられる。土や黒い果実、ミネラル、スパイスといった複雑なアロマがあり、ミディアムボディーで控えめな余韻もある。
その他の感想 色はエッジがややオレンジがかっている。非常にバランスがよく、想像したより柔らかい。ビターチョコレートを感じる特徴的な香りが長く続く。6種類の中で一番好き。 色はムートンより紫が強い。グラスで嗅いだ香りはムートンより強く華やかだが、飲んだ後の余韻はムートンより弱い気がする。タンニンの収斂味が強くパワフル。 ムートンやラトゥールより紫が強い(ルビー色だと思っていたので意外)。味は柔らかだが、ほど良い強さを持つ。ムートンやラトゥールと比べて少し中途半端な感じがする。 色はラトゥールに近いが、口に含むとマルゴーに近い優しさや繊細さを感じる。非常に高いバランス。コストパフォーマンス高い。 色はマルゴーを少し淡くしたようで透明感がある。飲むと結構パワフルで、ラトゥールの子分のような感じ。コストパフォーマンス高い。 色はピションをさらに淡くして透明にしたよう。飲むとメルローが多いせいか他の5種類とはかなり異質。パワーに乏しく物足りない。ただし料理と一緒だといいかも。

 「やはりグランヴァンは違うなぁ」というのが正直な印象です。やっぱり美味しいものは美味しい。でも、うまく表現できないのが悔しいです。皆でああだこうだと言っているうちに1時間半が経過しました。そろそろお開きとも思ったのですが、何だか飲み足りない(全員一致)。ということで、別払いでボルドーの白を飲むことに。選んだのはシャトー・ギロー。

名称
シャトー・ギロー (Ch. Guiraud) '96

外観

ラベル

産地

ソーテルヌ村
(Sauternus)

ソーテルヌ格付

1級

感想など
ソーテルヌは世界で最も素晴らしい甘口ワインを産する地区と言われています。このワインもソーテルヌを代表する貴腐ワインです。かなりオレンジに近い深みのある琥珀色で、爽やかな蜂蜜のような香りで、飲むと甘さの中にアンズに似た快い酸味を感じます。もうこれは最高。ブルーチーズにも合うのも意外な発見でした。

さて、いよいよ試飲会も終わりが近くなりました。毎年異なるムートンのラベルが欲しかったのですが、残念ながらジャンケンで負けてしまいました(涙)。何としてもムートンをということで、記念にコルクをいただいきました(これでも結構嬉しい)。

 

こうして全く夢のような2時間が終わりました。
ヒサモト酒店では今後もワインの有料試飲会を開催するそうです。来月はブルゴーニュとか。
美味しいワインと新たな人との出会い。
素晴らしい時間をありがとうございました。