【フランス車に乗っている】×【元来の酒好き】=【ワイン】という方程式に従って、最近では確実にワインにはまりつつあります。今年(2001年)から地元の酒屋「ヒサモト酒店」が始めた有料試飲会にも、1月の『1997年ボルドーグランヴァン水平試飲会』、2月の『ブルゴーニュ特級畑スペシャル試飲会』と参加し、次第に病気も重症化しつつあります。3月と4月は仕事の関係などで欠席しましたが、今回は1998年のボルドー5大シャトーということで喜び勇んで参加と相成りました。
 さて、時は2001年5月19日(土)午後7時半、ヒサモト酒店高松店のワインセラーに集合。参加者は私を加えて13名(うち女性4名)。いつものようにやや緊張のうちに試飲会は始まりました。

【おことわり】
 文章中に知ったかぶりの断定的な記述もありますが、いかんせんワイン初心者が勉強のつもりで書いたものです。全ての語尾に「‥‥と言われている」とか「‥‥らしい」を付けながらお読み下さい。(爆)

試飲会の準備ができるまでヴィオニエ種で造った白“VIOGNIER "Cuvee Adrien de Gasparin" Vin de Pays de Principaute D'Orange 1999 Louis Tete”を飲ませていただきました。“ Louis Tete”というと昨年11月に飲んだボジョレー・ヌーヴォーと同じ造り手ですね。ヴィオニエ種というとローヌのコンドリューなんかが浮かびますが高くて普段は飲めません。今回ヴィオニエを飲めたのはラッキーでした。黄桃やアプリコットのような甘い香りとややオイリーな舌触りながらスッキリとした飲み口で、美味しかったです。後で調べると限定3,000本のボトリングとか。これで1,000円代はお買い得でしょうね。ごちそうさまでした。でも、“la Principaute d'Orange”ってどこだろうと思ったら、プロヴァンス地方のマルセイユの北 にあるヴォクルーズ (Vaucluse)県というところがあり、Orange(オランジュ)はこの県の都市名らしいです。

グラスにグランヴァンを注ぎます。毎度お世話になります。 ワインアドバイザー・佐藤氏の挨拶の後、いよいよ試飲会の始まり。

グラスの中のグランヴァン。下段左から Ch.レオヴィル・バルトン、Ch.マルゴー、Ch.ラツゥール、上段左から Ch.ラフィット・ロートシルト、Ch.ムートン・ロートシルト、Ch.オーブリオン。デジカメではワインの色がうまく表現できないのが残念です。 いつものように、チーズ、サラミ、クラッカーを用意していただきました。チーズには詳しくなく、ここでご紹介できないのが残念です(涙)。


 遅くなりましたが、今回のワインを紹介します。
 

名称
Ch. レオヴィル・バルトン(Ch. Leoville Barton)'98 Ch. マルゴー(Ch. Margaux)'98 Ch. ラツゥール(Ch. Latour)'98 Ch. ラフィット・ロートシルト(Ch. Lafite Rothschild)'98 Ch. ムートン・ロートシルト (Ch. Mouton Rothschild)'98 Ch. オーブリオン(Ch. Haut Brion)'98

外観

ラベル

格付

メドック2級
(St. Julien 村)

メドック1級
(Margaux 村)

メドック1級
(Pauillac 村)

メドック1級
(Pauillac 村)

メドック1級
(Pauillac 村)

メドック1級
(Pessac 村)

感想
色は濃い赤紫色。ボルドーらしいカシス香と豊かなタンニン。芳醇でエレガントな感じがするが、やや力強さに欠けるかも。メドック1級を飲んだ後だと余計パワーや味の深みのなさを感じます。余韻も短くスッと終わる感じ。ただし比べる相手が悪いためであって、十分に美味しいワイン。 色は左のバルトンよりさらに青みが強い。カシス香りと同時にコーヒーのようなロースト香を強く感じます。華やかな香りと力強いタンニン。力強さの中に優しい舌触りでエレガント。でも、しばらくして飲むと何となく水っぽい感じがしたのは気のせいか? 色はバルトンと同程度。ロースト香りはマルゴーよりさらに強く、タンニンも力強い。このパワフルさはラツゥールらしいと思いますが、何となくそれで終わり。期待しながら待ちましたが、結局新たな展開は見られず。単に自分が酔っぱらっただけかも。 マルゴーと同じく青みが強い色。飲んだ瞬間、マルゴーのような華やかさはなく、丸いタンニンと柔らかなカシス香。バランスの良さは感じますが、何となくそっけない印象。気取った美人のようで最後まで友達になれなかったような感じ。 マルゴーやラフィットと同様に青みの強い色。ムートンらしい香ばしく甘くスパイシーな香り。その中に力強さ。先入観がなくてもこれはムートン。ラツゥールやラフィットが十分に力を発揮できていないのに対し、今でも十分なパワーを感じました。 色はラツゥールと同程度。柔らかい舌触りの中に十分に力強いタンニン。濃密だけど重苦しくない。マルゴーとはまた一味違うエレガントさ。ふくよかで豊かな味わい。あー、これがオーブリオン。

雑記
パーカーポイントは90〜92。売価5,580円。 パーカーポイントは90〜92。売価17,800円。 パーカーポイントは90〜92。売価15,800円。 パーカーポイントは91〜94。売価15,800円。 パーカーポイントは91〜94+。売価16,800円。 パーカーポイントは94〜96と、今日のワインでは最高ポイント。売価22,800円。

 

ジャンケンで勝ってムートンのボトルをいただきました。ムートンのラベル(エチケット)は1945年以来、毎年著名な画家の作品が使われています。1998年は、メキシコの画家 Rufino Tamayo(1899-1991) の作品"El Brindis"(祝杯をあげる男)。

1990年、Rufino Tamayo は、ムートンのエチケット創作に応じたが、運命のいたずらかTamayo はその後しばらくしてからこの世を去ってしまう。Tamayo の家族は、芸術家としての最後の意志を果たすため、数々の作品のうちからムートンのために"El Brindis"を選んだそうです。これに対してムートン側は、「今や月並みの習慣である祝杯(乾杯)の動作が、Tamayo によって美しく変貌し、赤々と燃える太陽の下、自然で、野心に満ちた寓話のように表現されている」と語ったとか。

1月はムートンのコルク、2月はDRCエシェゾーのコルクをゲットと、ジャンケンの調子がいいです(笑)。

ワイン談義を進めつつ、次第にグラスが空いていきます。だんだんと酔いも回ってきて一番楽しいひととき。
内心は、「もう少し飲みたいなぁ」。試飲用のスペインワインも飲み、こうなれば単なる酔っぱらい状態です。 最後には、スペイサイドモルトであるグレンフィディック(12年、15年、18年)も飲ませていただき、今日はこれにてフィニッシュ。


こうして楽しい2時間余りが終わりました。
来月はブルゴーニュの白(古酒)とか。もしかしてル・モンラッシュが飲めるかも。さっそく申し込んでしまいました(笑)。
美味しいワインと新たな人との出会い。
佐藤さんお世話になりました。素晴らしい時間をありがとうございました。