日本人は(日本人だけではないだろうが)ランキングが好きなようで、 何かというとすぐに順位をつけたがります。週刊ダイヤモンドなどは、 「大学ランキング」「生保ランキング」「銀行ランキング」 「経営危険度ランキング」といったものから、 「都市ランキング」「ホテルランキング」「航空会社ランキング」 などなど、そんなものまで!というものにまでランキングをつけたりしていて、 いまやランキングが同誌のアイデンティティーとなっているようにも見えます。 「実はあのランキングこそ週刊ダイヤモンドの本体」といったところでしょうか。

そこで、このコーナーでも、さまざまなものに順位をつけていってしまおうと 考えています。といっても、あまり変なものにランク付けして笑いを誘おうと いうものではなく、あくまでものごとをわかりやすく分析して、 知的好奇心を喚起しようというのが目的です。 あなたも、ランキングで豊かなインテリジェント・ライフを演出してみませんか?

 

 

第1回

ひみつシリーズ・ベスト5


1位・お金と切手のひみつ

2位・世界の国ぐにびっくり旅行

3位・発明発見のひみつ

4位・まんがことわざ辞典

5位・世界の偉人・まんが伝記辞典

<解説>

 1位の「お金と切手のひみつ」 はダントツ。現行のもの(といっても 聖徳太子や伊藤博文のやつだが)はもちろん、古いめずらしいコインや お札の写真がふんだんに使われている。切手のパートでは、封筒からの切手の はがしかたなど、役立つ情報も満載。おすすめの一品。 2位の「びっくり旅行」は、 得られる知識だけでなく、ストーリーが 魅力的。あの「折りたたみ飛行機」が欲しかったのは私だけではないだろう。 3位の「発明発見」は、 普段なにげなく使っている身近なさまざまな道具が はじめて出来たときのことを大紹介。「まんがはじめて物語」にも通じる 内容で、題材がいいだけに面白かった。
 4位・5位はそれほど思い入れはないが、他のひみつシリーズと比べて、 どちらも教養としてすぐに役立つ内容だった。とくに5位の伝記辞典は、 やたらとぶ厚いこともあり、ずいぶん読んだ覚えがある。各偉人たちの 死ぬところが哀愁をただよわせて好きだった。 「失意のうちに放浪の川下りに出たが、肉を食べすぎて死んだ」とか 「ひとりさびしく、アパートのベッドで死んだ」とかいうのを読むと、 「人間ってなんだろう」という、なんともいえない気持ちになったものだ。
 ひみつシリーズについては、 このページ を参照してください。


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