第2章

その後も、私は、「ひきざんゲーム」や「かけざんゲーム」、
乱数を覚えて「エスパーゲーム」(←数あて)や 「問題自動作成機能付き・たしざんゲーム」、また、
「イエス・ノー・クイズ」(質問にはい・いいえで答えていくやつ)など、 数々のオリジナルゲームを作成していった。
とはいえ、すべて順調にいったわけではなく、例えば「しりとりゲーム」を
文字列操作命令も知らずに作って全然動かなかったとか (ちなみに、そのときのプログラムは、

10 INPUT A$
20 IF A$="    ア" THEN PRINT "アメ":GOTO 300
30 IF A$="    イ" THEN PRINT "イヌ":GOTO 300
....
というものであった…文字列中にあるのはただの空白)、 「パソコンレッスン1・2・3」
(どうでもいいけど、この連載の著者って、あの鹿野司氏だったんだね。この前初めて知った。)
に載っていた M−5 用のプログラム「バリケード・ゲーム」を打ち込んで、 わくわくしながらrunしたら全然動かなかったとか、
「こんにちはマイコン」の「アラシUFOゲーム」(PC-6001用)を 苦労して打ち込んで恐るおそるrunしたら
やっぱり動かなかったとか 、いろいろと無駄な努力もした。
別に他機種用のプログラムがそのまま動くと 思っていたわけではないのだが、どちらもBASICであることは違いないのだから、 ある程度は動くのではないかと思っていた。 こうして私は、
機種が違うプログラムはまず動かない
ということを体で覚えたのである。

「はるみのプログラミング・レッスン」と出会ったのは、そんなある日の ことだった。


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