うむ、いいかもしれない。

 

 秋の山では、軽い気持ちで取ってきたきのこで食中毒を起こすことがあります。

よくやるのがシイタケと間違えるツキヨタケ。割ってみると柄に寄ったほうに黒いシミが見つかります。

次に、ウラベニホテイシメジと間違えるクサウラベニタケ。毒茸のほうは軸が中空で、ウラベニホテイシメジならあるはずの独特の苦味がありませんから、軸を切ってなめてみればわかるでしょう。

死ぬぞぉ!という毒茸はドクツルタケ、コレラタケ(ドクアジロガサ)。手足の指先が焼けるような痛みに襲われて、それが一ヶ月も続くというのがドクササコ。死ぬほど恐そう。

お餅に生えたオオワライタケは錯乱状態になるものの、死に至ったり、後遺症が残ることはないようです。

 

キノコの毒成分で有名なのはムスカリン。下の絵は「むずがり」

ムスカリンとアトロピンは拮抗するようなので、毒茸と一緒に毒草ハシリドコロを食べればいいかもしれません。(冗談だよ)

 

ムスカリンには発汗や瞳孔の縮小作用があり、アトロピンは点眼すれば瞳孔が拡大します。アトロピンは副交換神経末梢に麻痺的に作用します。(イラストにこじつけてしまった)