'98.7.21東赤石山1707m


参加者.前川 前川

赤石山系の盟主、東赤石山は四国の花好きにとっては避けて通ることができない山です。

片原町軟弱山岳部では田村隊長が単独で一度、私たち前川夫妻は三度目なのですが、まだまだ全員で挑戦するには苦しい山かもしれません。三嶺のように、気持ち良く歩いていればいつのまにか頂上に着いてしまう山と違って、ちょっと気合が必要ですし、登りと同じくらい下りにも骨が折れる山道です。

でも、いつかは全員で、赤褐色の橄欖岩が露出した特異な山容と、豊富な植物を楽しみたいと思っています。

 

 

この橋を渡って少しのところに、山荘経由の道と頂上へ直接登る道の分岐があります。

山荘裏の水場を使って食事をするのなら、登りは直接頂上へ、食事の後、下りに山荘経由の道を使うといいでしょう。

下は山荘横のシモツケソウ。岩の左のほうに、オトメシャジンが少し見えます。

 


今回も前夜泊だったのですが、西森夫妻との宴会がなかっただけ早寝になりました。(でも、ちょっと物足りないような気もする... 最近は、前夜祭が身に染みついてしまったから)

 

06:25

筏津登山口発。数匹のイヨシロオビアブがお出迎えしてくれたので、虫除けスプレーを使用。腰に蚊取り線香を吊るす。

06:50

豊後(瀬場からの道と合流)

07:20

赤石山荘まで2時間15分の看板。モミジガサの花。右手に立派な滝が見える。

07:35

橋を渡って、山頂へ直登の道(右へ)と、山荘経由の道(左へ)の分岐。

山荘方向へ進む。

08:32

大きい沢で小休止。シモツケソウ、ホタルブクロ。

 

(たぶん)シソ科の花、ウバユリ、タカネオトギリ、ハナウド

09:50

山荘直下のお花畑着。オトメシャジンがいっぱい。山荘はシモツケソウに囲まれたよう。マツカゼソウ、ウバタケニンジン、タカネマツムシソウ、ナンゴククガイソウ、ホソバシュロソウ、コウスユキソウなどいっぱいの花

10:30

すごく早いけど、下りも大変なので小屋前で昼食準備。できあがってから小屋の中の土間で食事。

11:00

八巻山が突然雲に包まれたと思ったら続いて豪雨。

11:25

小屋の中で雨支度して出発。下りは直登コースまでトラバース。途中にカキラン。

 

途中の沢が増水して一苦労。沢付近にギボウシ、イワタバコ。

15:05

登山口着。

 


 東赤石山らしい花が多いのは今ごろなのですが、早春には早春の花、秋には秋の花がそれぞれ目を楽しませてくれます。

いちばんいいときに、アブが多いのにはちょっと閉口しますが...

今回、アブ被害は右手の甲の1ケ所。