'98.7.28奥大日岳2605m


参加者.前川 前川

岩と瓦礫の立山三山にくらべて、大日三山は緑豊かで花の種類が豊富な山でした。

個人的にはこのタイプの山が好きなのでほっとしましたが、本州の登山者は滑りやすいと言って土の道を嫌うようです。(四国の山に比べて、雨後でも特に滑りやすいとは思わなかったのですが..)

 

 

雨なのに大日三山の主峰、奥大日岳の山頂からは、立山がくっきりと見えました。

左を見ると剣岳も間近。

(写真もあるけど省略)

 

花が豊富なコースです。覚えきれないくらい、次々と新しい花に出会います。

これは、ゴゼンタチバナ。

 

奥大日岳と大日岳の間では、ところどころタカネマツムシソウが咲いていました。まるで栽培種の花のような色と形です。いや、栽培種より鮮やかで深い色かもしれません。

 

登山道に水が溜まって池のようになっていた、ちょっと湿っぽいところに咲いていたキヌガサソウ。

この周辺にも、いっぱい花がありました。

 

雨の降る中、「入って休んでもいいですよ」と、親切な声をかけてくれた大日小屋。

土間をお借りして、お弁当を食べました。

 


 

05:45

朝から雨。雷鳥沢ヒュッテ発。

06:28

新室堂乗越。一休み。昨日のコースと違って、登山道の両側に花また花。

途中で朝食。

08:38

奥大日岳着。雨が降るのに見通しは良い。立山三山、薬師岳、剣岳などがきれいに見える。

08:50

奥大日岳発。

ここから大日小屋の間は花の宝庫。雨で三脚を出すのがおっくうになってきれいな写真が撮れなかったのが残念。ときどき岩場やガレ場などの難所もあるけれど無事通過。

11:05

大日小屋着。土間をお借りして昼食。せめてのお礼にコーヒーを注文。

11:45

大日小屋発。

尾根から離れ、どんどん高度を落とす。ちょっと歩きにくい道なのを幸い、周りの植物を見ながら休み休み下りる。

早くから湿原の中に大日平山荘が見えるのに、なかなか近づかない。

14:10

大日平山荘着。

 


間違いもあるかもしれませんが、立山〜大日連山で見かけた花を羅列してみます。

ミヤマダイモンジソウ、タテヤマアザミ、クロトウヒレン、ウサギギク、ミヤマアキノキリンソウ、イワギキョウ、タカネマツムシソウ、ヨツバシオガマ、エゾシオガマ、クガイソウ、ミヤマコゴメグサ、イワイチョウ、トウヤクリンドウ、オヤマリンドウ、アオノツガザクラ、コケモモ、ミヤマシシウド、ハクサンフウロ、オニシモツケ、シモツケソウ、カライトソウ、ワレモコウ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマキンバイ、チングルマ、オオレイジンソウ、ハクサントリカブト、ウラジロタデ、クルマユリ、キヌガサソウ、イワショウブ、ゴゼンタチバナ

どちらかというと、今度自分が行くときのためのメモになってしまったような...