'98.9.14
土佐矢筈 1606m参加者.前川、前川
先日の高校総体では、京柱峠から土佐矢筈のコースも使用されました。
その昔、「寒峰」が総体で驚くほど整備されたというので、今回の土佐矢筈はどんな様子かと半ば見学のつもりで登ってみたのです。
結果は上々。笹がきれいに切り払われ、道をふさぐ直径70cmもの倒木は、チェーンソーで切断されたばかりの切り口をさらしていました。目をつぶっても歩けそう。
なら、難関「石立山」も高校総体のコースだったので整備されているはず。年内に登れば快適でしょう。
登山口の京柱峠です。下山する時刻には茶店が開いていて、その気になれば焼肉でビールが飲めます。 アブの発生時期には、すごい襲撃を受けることがあるので注意。 |
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小桧曽山から土佐矢筈に続く笹原です。MTBで走ったら気持ちよさそう。 この区間、1時間足らずの雲上散歩が楽しめます。 もう少しでコメツツジが紅葉。 |
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1時間ほどの笹原散歩のあと、ちょっとだけミツバツツジの林をくぐり、日本庭園風の広場を通過すると山頂です。 東方向には、牛の背に続いて天狗塚のピラミッドが屹立しています。 |
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笹の間には、この写真のヤマラッキョウや、ウメバチソウ、アキノキリンソウなどが咲いています。 |
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ソーセージのなる木。高さは約1mもあります。(庭にあったらいいな)
実は、ツチアケビというラン科の植物の実です。ナラタケと共生していて、葉がないランなので光合成もしません。
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見かけた花は・・
登山口では、ゲンノショウコ、オタカラコウ。
あと、アケボノソウ、サクラタデ、ウメバチソウ、アキノキリンソウ、ヤマラッキョウ、リンドウ、シコクフウロ、トリカブト、ホソバノヤマハハコ、タカネオトギリなど。
初めて見たのですが、1mほどの高さのツチアケビが真っ赤なソーセージのような実をたくさんつけていました。
小桧曽山と土佐矢筈の間は、ずっとすばらしい眺望が続きます。北方面から西にかけて、国見山、中津山、烏帽子山、寒峰、落合峠、矢筈山、黒笠山、と続き、東方面に牛ノ背、天狗塚、三嶺がよく見えます。綱付森はすぐ近く。
西は墨絵のようにかすんでいたものの、はるか遠くまで伊予の山々が続き、重なりを数えて見ると全部で九重でしたが、わかった山は(たぶん)特徴がある筒上〜手箱くらいでした。
05:30 |
かずら橋駐車場で起床。曇り。朝食と弁当の準備。 |
06:45 |
かずら橋発 |
07:40 |
京柱峠の登山口着。スパッツ着用。 |
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登山口には水場があります。トイレは豊永側に少し下ったところの休憩所にあります。 |
07:51 |
登山口出発。 |
08:35 |
「右原始林」の看板。(ここまで容赦ない急登) |
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原生林にはいると傾斜がゆるやかになって、森林浴しながら歩けます。 |
08:58 |
「モミ千本」の看板。周囲はモミの木。ちょっと珍しい風景。 |
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小桧曽山の手前から樹林が切れて笹原になります。矢筈まで続くゆるやかなスロープの中のコメツツジが紅葉したらきれいでしょうね。 |
09:20 |
小桧曽山着。 |
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矢筈山直前にミツバツツジの林があります。そのあとちょっと庭園風に。 |
10:19 |
矢筈山着 |
10:32 |
矢筈山発 |
11:28 |
小桧曽山着。弁当。 |
12:00 |
小桧曽山発 |
12:36 |
「右原始林」の看板。 |
13:10 |
登山口帰着。 |
前夜泊は、泊まりなれた村営かずら橋駐車場。いつも400円払っていたのですが、現在は管理する人がいなくなって、駐車料金を取られません。(いつまでかは不明)
朝、直接登山口の京柱峠へ行くのなら、高速高知道の大豊インターから京柱峠までは1時間ほどですから、高速を使うと無理なく行けるでしょう。