骨は生きている。三年ごとに生まれ変わる
骨のはなし




骨は毎日、少しずつ入れ替わります。私達は骨と言えば人体を支えて、いつまでも変化しないもののように思いがちです。

しかし実際には、骨は毎日作られたり、壊されたりして、少しずつ入れ替わっています。
骨はカルシウム・リンなどの無機質と、コラーゲンなどの有機質で出来ています。

コラーゲンは、腱(けん)や靭帯(じんたい)などのいわゆるスジといわれる部分を作っている繊維状の物質です。
このコラーゲンが網のようになったところにカルシウムを主にした無機質が一定の割合でからみついて骨ができます。

軟骨は90日〜120日、硬骨では200日〜300日でその組織の半分が入れ替わります。
大腿骨(太ももの骨)や脛骨(すねの骨)などの場合、50日の間に約29パーセントも入れ替わることがわかっています。

骨の中の細胞の働きを調節しているのがホルモンです。
成長ホルモン・性ホルモン・甲状腺ホルモン……理科や生物の授業で習いましたよね。

最近になって、これらのホルモンのほかに「局所ホルモン」というのが見つかりました。
この局所ホルモンがうまく作られないと、年齢に関係なく骨の中の細胞が弱まり骨の入れ替えが出来なくなって古い骨が残り、もろくなって骨折しやすくなることがわかりました。

成長すると背が伸びたり、骨が折れてもくっつくのは、カルシウムなどの材料をこうした成長ホルモンがうまく調節して入れ替えているからです。
人の骨格はこうした入れ替え作業を繰り返しながら、約3年で全身が入れ替わるといわれています。

丈夫な骨を作るには?

簡単に言うと、骨を生成するために必要なカルシウムを充分取ること。
それもたくさん取ればよい、というものではありません。
人間には1日に必要量以上取ると、それは体外に排出されてしまうからです。

そして日光に当たること。
このごろ紫外線のことなどが問題になっていますが、ビタミンDを取るためです。
ビタミンDは、カルシウムを吸収するのを助けます。

あとは適度な運動をすること。適度な運動は体全体を活性化させ、筋肉がやせるのを防ぎます。
そしてなによりも骨粗鬆症になりにくくします。

お年寄りになると、膝が曲がってO脚になりやすくなります。
これは下半身の筋肉が低下するとなりやすくなるのです。

膝蓋骨(膝のお皿)が外に向いていると、ゆくゆくO脚になる可能性が…。

仰向きで膝を伸ばして寝てみましょう。
その時に、膝のお皿の真中にボールペンなどで印をつけておくといいですよ。
どれだけ歪みがあるかわかります。
是非試してみてください。

もし外向きの傾向があれば、上記の姿勢のまま太ももの間にクッションなどをはさんで、つま先を内側に向けて、ギューっと閉めてみましょう。
その時に少し足を浮かせぎみにするとさらに効き目が。

内転筋(太ももの内側の筋肉)を強化するとO脚の予防に効果的です。