ナラタケモドキ (キシメジ科、ナラタケ属)
Armillariella tabescens (Scop.) Sing.,Clitocybe tabescens (Scop.)

 ナラタケに極めて類似しているが、つばがない点で区別される。傘は径4〜8cm黄色、 蜜色などを呈し、中心部に細かい鱗片が密集する。柄は5〜10cm×4〜10mm、ほとん ど上下同大、繊維質、傘とほぼ同色であるが、基部は暗色。胞子は広楕円形、6〜8×5〜 5.5μm。夏〜秋、種々の広葉樹の切り株、枯れ枝上、まれに立木の根部に多数束生する。 食用になるが、消化が悪いので過食しないよう注意を要する。分布:北半球温帯。
 傘は黄色と褐色のまだら模様になっていて、大きくなると土褐色となる。茎は黄褐色で、 下部は暗褐色であり、このキノコが出て来るとそれから10日過ぎには色々のキノコが出て 来るようになる。だからキノコ採りの目安にはとてもよい。

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 *胞子は類球形で大きさは6.5×5.9μm。

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