傘は8〜20cm、初め半球形、のちまんじゅう形から平らに開き、ついには縁部が反り
返る。表面は平滑、湿れば多少粘性があり、灰白〜淡灰褐色、幼時縁部は強く内側に巻き、
白色綿くず状膜質の被膜が茎の上部との間にはっている。肉は厚くて堅く、白色。ひだは長
く垂生し、幅狭く密、白〜帯黄色。柄は長さ10〜20cm中ほどがしばしばそろばん玉状
にふくらみ、径4〜6cm、根もとは急に細まり、つばより上は白色、つばは2重でやや永
存性。胞子は楕円形〜長楕円形、8.5〜11×4〜6μm。夏〜秋、モミ、エゾマツ、ア
カマツ等の針葉樹林に群生し、時に菌輪を作る。 食用。日本、中国、北アメリカ東部。
傘の表面はねずみ色であり、発生する場所はアカマツとクヌギなどの混生林である。また
この松が枯れてしまうと2年目以降はまったく発生しなくなってしまう。枯れた年は発生量
が倍以上採れる。松の根もとの先端当たりに共生していると思われる。匂いも味も薄い感じ
であり、焼いて食べると少しマツタケ臭がする。