テングツルタケ (テングタケ科、テングタケ属)
A. ceciliae (Berk. Et Br. ) Bas

 傘は径4〜7cm、黄褐色〜灰褐色の地に灰黒色綿質のつぼの破片を付着し、周辺に放射 状の溝線がある。ひだは白色、縁は灰色粉状、柄は長さ9〜13cm、表面は灰色の小鱗片 におおわれ、つばはなく、根もとに灰黒色綿質の不完全なつぼが残る。胞子は球形、径11 〜15μm、非アミロイド。夏〜秋、クヌギ・コナラ・コジイ等の樹下に発生。食。北半球 温帯に分布。本種は近縁の毒菌と紛らわしいので、誤食などをせぬよう充分注意。
 特長はツルタケと同じように柄につばがないことと不完全なつぼがある。

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 *胞子紋は白色で、胞子は大体球形で12.3×11.5μm。ひだには少し弾力性がある。

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