タマシロオニタケ (テングタケ科、テングタケ属)
Amanita abrupta Peck, Amanita sphaerobulbosa Hongo

 傘は径3〜7cm、半球形からまんじゅう形となり、さらにほとんど平らに開く。表面は白 色、ときに多少淡褐色を帯びる事があり、角錐状の小さいいぼが多数付着するが脱落しやす く、若い個体では縁部につばの破片が垂れ下がる事がある。肉は白色、ほとんど無臭。ひだ は離生するが、末端が線となって柄の頂部にながれ、幅約7mm、白色、密、縁部は粉状。 柄は8〜14cm×6〜8mm、基部はカブラ状〜球状にふくらみ、表面は白色、小鱗片に 覆われる。つばは白色、永存性で柄の上部につく。つぼは柄の肥大部では不明瞭。胞子は球 形〜類球形、径7〜8.5μm。夏〜秋、広葉樹などの地上に発生。日本・北アメリカ(東 部)
 コタマゴテングタケと間違えやすく、特に基部のふくらみに特徴がある。

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 *胞子は白色で、表面は平滑で、大きさは5.5×5μm。

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