イタチタケ (ヒトヨタケ科、ナヨタケ属)
Psathyrella candolliana (Fr.) Maire.

 傘は径3〜7cm、鐘形から平らに開き、表面は淡蜜色〜淡黄褐色、のち周辺部は汚褐色 を帯び、肉は薄くもろい。ひだは初めほぼ白色のち淡紅紫色から帯紫褐色と変化し、密。柄 は4〜8cm×4〜8mm、中空、白色。被膜は完全なつばを作ることなく、傘が開いた後そ の縁部に破片が付着するが脱落しやすい。胞子は楕円形、6.5〜7.5×3.5〜4μm。 縁シスチジアは30〜48×11〜17μm。夏〜秋、広葉樹の切り株、枯れ幹、またはそ の付近の地上に多数に群生する。食用。全世界。

クリックで拡大 クリックで拡大

 *胞子紋は紫褐色、胞子は平滑で広楕円形、大きさは6.5×5.2μm。

クリックで拡大 クリックで拡大