イロガワリフウセンタケ (フウセンタケ科、フウセンタケ属)
Cortinarius rubicundulus (Rea) Pearson

 傘は径2.5〜7cm、まんじゅう形からほとんど平らに開く。表面は粘性なく平滑または 小形の内生鱗片を有し、初め淡帯黄色、手で触れると赤みがからついには粘土色から橙黄褐色 となる。肉は最初白色、傷つけると黄変しのち次第に橙〜帯褐橙黄色に変わる。無味または あと味がやや苦い。ひだは直生〜やや離生、淡黄土色〜橙黄色、やや密。柄は2〜5cm×4 〜8mm、上下同大または下方が多少膨らみ、表面は傘と同色、中実、胞子は6.5〜8× 3.5〜4.5μm、アーモンド形〜類紡錘形、表面は微いぼにおおわれる。縁シスチジア は30〜40×5〜7.5μm、細い類縁中継。夏〜秋、広葉樹林内の地上に発生、群生ま たは少数束生する。
 日本・ニューギニア・ヨーロッパ。

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 *胞子は表面がでこぼこしていて、せんべいのように湾曲している。大きさは5.5×4.5μm。

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