チチアワタケ (イグチ科、ヌメリイグチ属)
Suillus granulatus (L.:Fr.) O.Kuntze

 傘は4〜10cm、表面は栗色〜黄土褐色で強い粘性がある。管孔は黄色のち黄褐色とな り、孔口は小径、若いときには黄白色の乳液を分泌。柄につばはなく、表面は黄白色〜黄色 の地に粒点を密布する。夏〜秋、2針葉松の林内に発生。食(軽い中毒をする系統もあると いう)。
 9月28日撮影。このキノコは4年生から10年生の若い松林に発生する。若いキノコの 乳液が手に付くと褐色になり、手を洗っても落ちにくい。これもヌメリイグチと同じように 幼菌の方が良い。北半球以北。
 生食したものはぬめりが少ないが、風味に癖がない。ぬめりのある傘は汁物に、柄はベー コンで巻いたり、チーズをふって焼くとよい。味区分:B

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 *胞子は平滑で長楕円形、大きさは6.8×3.3μm。

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