ムラサキヤマドリタケ (イグチ科、ヤマドリタケ属)
Boletus violaceofuscus Chiu

 傘は5〜10cm、表面は湿るとやや粘性があり、暗紫色で、しばしば黄色、オリーブ色、 褐色などの色がまだらに混じる。管孔は初め白色、のち淡黄色から黄褐色となる。孔口は幼 時白色の菌糸でふさがれる。柄は長さ7〜9cm、暗紫色の地に白色の網目模様がある。肉 は白色で厚く、空気に触れても変色しない。胞子は14〜18×5.5〜6.5μm、類紡 錘形。夏〜秋、
 コナラ・シイ・クヌギなどブナ科を主とした広葉樹林、またはマツとの混生林に発生、し ばしば群生する。食。日本(本州以南)韓国・中国(南部)。
 姿形や色合いが美しいキノコ。風味、口当たりは希少価値も手伝い、日本ではヤマドリモ ドキよりも格段上。傘は丸のまま垂れを付けてグリルふうに、柄は長さを切り揃え羊の肉と シャシリックすれば、きわめて贅沢な味わい。味区分:A
 この写真は7月25日で1週間も暑い状態の時で日に焼けたため、表面はひび割れたり、 茶褐色になってしまった。柄はそれでも特徴のある紫色がはっきりしている。

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 *胞子は平滑で類紡錘形で大きさは13×5μm。

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