キアミアシイグチ (イグチ科、ヤマドリタケ属)
B. ornatipes Peck

 傘は径4.5〜8cm、まんじゅう形からやや平らに開く。表面は粘性なくややビロード 状で帯黄褐色、帯褐オリーブ色または暗オリーブ色。管孔は上生、直生、または多少垂生し、 黄色のち灰黄色。孔口は円形〜角形、径0.5〜1mm、管孔と同色。柄は5〜11cm× 6〜30mm、ほとんど上下同幅で中実、表面は黄色の地にやや翼上に隆起した網目模様を 有し、さらに多少黄色の粉末を帯びる。肉はかたく締まり、黄色。切断すると濃黄色となる が青く変わることはない。ほとんど無臭であるが苦味がある。胞子は11〜13×3.5〜 4.5μm、円柱状類紡錘形。夏〜秋、林内の広葉樹の下に群生〜単生する。東アジア・北 アメリカ東部。
 これは幼菌であるが、特徴である柄の網目模様がはっきりしている。傘も白と黄色のまだ ら模様に見える。

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 *胞子は長楕円形で表面は平滑であり、大きさは8.8×3.8μm。

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