ヒロハウスズミチチタケ (ベニタケ科、チチタケ属)
Lactarius subplinthogalus Coker, L. marylandicus Smith andHesler.

 傘は径3〜3.5cm、まんじゅう形から中央部のくぼんだ平らに開くが、時に小形の中 丘がある。表面は粘性なく、放射状のしわがあり、肌色〜きつね色、周縁部にはしばしば扇 のひだ状の溝線が現れる。肉はもろく、ほとんど白色、傷つくと橙赤色に変わる。乳液は白 色、子実体の傷ついた部分を赤変させ、辛みがある。ひだは直生〜やや離生し、極めて疎、 傘とほぼ同色または淡にっけい色。柄は2.5〜4.5×5〜10mm、上下同径または下 方に細まり、ほとんど白色または傘と同色、中心に髄があるがのち中空となる。 夏〜秋、シイ・カシ林、アカマツ・コナラ林等の地上に発生。日本・北アメリカ(東南部)。

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 *胞子は独特の形をしていて、ちょうどバラの花が咲いたような形で、ほぼ球形に近く表面にあらい突起と帯状の分技した隆起がある。大きさは8×7μm程度。

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