ヤニタケ (多孔菌科、ヤニタケ属)
Ischnoderma resinosum (Fr.) Karst.

 広葉樹の倒木上。傘は半円状、幅5〜20cm、厚さ1〜2cm、多数が重なり合って群 生、初め柔軟な肉質、乾けばコルク質。表面は茶褐色〜黒褐色、微細な毛を帯びる。肉は材 木色、管孔面は灰白色だが触れると暗色化する。管孔は微細で1mmに4〜5個、非アミロイド。針葉樹材に生える事がある。北半球一帯。
 ごく若い時のやわらかなものだけが食べられる。このころ食べると肉は丁度プリンを食べているような感じである。さっとゆでて味噌漬にした物は珍味。味区分:D

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 *胞子はソーセージ形、無色平滑で中心がへこんだようになっていて、粘着性のある膜がある。大きさは3.9 ×2.9μm。

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