スッポンタケ (スッポンタケ科、スッポンタケ属)
Phallus impudicus L.: Pers.

 幼菌は類球形で白色、径4〜6cm、基部に太く根性菌子束を伸ばす。熟すると傘と柄を 伸ばし、高さ9〜15cmとなる。傘は鐘形、白〜淡黄色、表面に網目状の隆起があり、暗 緑色の粘液化したグレバをつけ悪臭を放つ。頂孔は白色のドーナツ形で、柄の上端と連なる。 柄は円筒形、白色で中空、泡状小室3〜4層からなり、表面に多数の小孔を開く。梅雨期〜秋、竹林、庭園、林地に群生または単生する。
 悪臭を放つグレバを洗い流し、ゆがいて水にさわしてから、中華風のスープの材料に使う。 味区分:C。食。

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 *胞子は長楕円形で、表面は平滑で中心が少しへこんだようになっている。大きさは3.7×1.3μm。

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