トキイロヒラタケ (ヒラタケ科、ヒラタケ属)
Pleurotus salmoneostramineus L.Vass.

 傘は径2〜14cm、貝殻形〜扇形で縁部は初め内側に巻く。表面は新鮮な時ピンク〜鮭 肉色を呈するが、古くなると色あせて白っぽくなる。肉は淡ピンク色、弾力性がある。ひだ は傘とほぼ同色、密〜やや疎柄は一般に傘との区別が不明瞭でしばしば欠如し、もしあれば 即製紙、表面が白色軟毛で覆われる。初夏〜秋、やなぎ・ポプラ・シデなど広葉樹の枯れ木に多数重なり合って 発生。若い時は食用になるが、古くなると肉が繊維化して歯切れが悪くなり、食用に適さな い。日本・ソ連極当地方・ニューギニアに分布。

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 *胞子紋はピンク〜肉色。胞子は類円柱形〜楕円形で、大きさは7.5×5μm。

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