ベニテングタケ (テングタケ科、テングタケ属)
Amanita muscaria (L. : Fr.) Hooker

 傘は径6〜15cm、時に20cm、成熟すれば平らに開き、周辺に溝線を表す。表面は 鮮赤色〜橙黄色で、全面につぼの白い破片が散在する。ひだは白色で密。柄は10〜24cm ×10〜30mm、白色、基部は膨らみ、つぼの破片がいぼとなって環状に付着し、上部に 膜質のつばがある。肉は白色であるが、傘の表皮下は淡黄色。夏〜秋、針葉樹林、広葉樹林いずれにも発生が、 特にカバノキ属の樹下に多く、これらに菌根を作る。毒。
 イボテン酸、ムッシモール、ムスカリンなどを含み、殺ハエ作用もある。

クリックで拡大 クリックで拡大

 *胞子の大きさは8.4×6.6μm、表面は平滑で広楕円形。

クリックで拡大 クリックで拡大