コテングタケモドキ (テングタケ科、テングタケ属)
A. pseudoporphyria Honngo

 傘は径3から11cm、表面は帯灰褐色で時にややかすり模様を表し、しばしばつぼの白 い膜片を付着する。溝線はない。ひだは白色、密。柄は5〜12cm×6〜18mm、白色、 表面はややささくれ状、上部に膜質のつば、基部に袋状のつぼがある。つばは通常永存性で あるが時に細かく破れ落ちることがある。夏〜秋、シイ・カシ林、クヌギ・コナラ林、アカマツ・コナラ林 等の地上に発生。本州以南に分布する。今の所中毒例は発表されていないが、タマゴテング タケやドクツルタケなどの猛毒菌に近縁であるから注意が必要である。

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 *胞子紋は白。胞子は球形〜円柱形であり、5.6〜5.1μm。

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