マクキヌガサタケ (スッポンタケ科、キヌガサタケ属)
dictyophora duplicata Fisch.

 キヌガサタケに良く似ているが、菌網はより太く、長さも全長の約半分もしくはそれより短めで下端も整わず、網目も粗雑で、繊細さを欠く。発生地も針葉樹林および広葉樹林内や庭園内に単生する。グレバは傘部の網目状隆起に粘液となってつき暗緑色、強い悪臭を放つ。食。味区分:C。
 悪臭のあるグレバをマントにつけないように慎重に洗い流し(何回も)、匂いを除く。しゃきしゃきした歯ざわりは格別である。

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 *胞子は平滑で筒状、大きさは4.2×2μm。 この写真は幼菌であり、網状の膜はまだであるが、柄の上部にそれらしい突起が見られる。

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