傘は半円形〜腎臓形で長径10〜25cm、表面は最初黄橙褐色でやや濃色の小鱗片を有するが、成熟すると紫褐色〜暗紫褐色となり、ややロウ状の観がある。ひだは淡黄色のち白色となり柄に垂生し、幅は広い。柄は短く、ひだの付け根との境につば様の隆起帯がある。傘の肉は厚くて白色、柄の肉の内部はほとんど常に暗紫色〜黒褐色のしみがあるが、若いものや、ないものもあり、外観はムキタケやヒラタケに似ているので紛らわしく、中毒してしまうことが多い。夏〜秋、特に秋のブナ・イタヤカエデなどの枯れ木に多数重なり合って発生、ひだと菌糸は暗い場所で黄白色に光る。毒。毒成分はイルージンS。
*胞子は径11.5〜15μm、球形で平滑。