ザラエノハラタケ (ハラタケ科、ハラタケ属)
A. subrutilescens (Kauffm.) Hotson et Stuntz

 傘は径7〜20cm、中央部の平坦なまんじゅう形から平開し、表面は帯紫褐色の鱗片に覆われる。ひだは初め白色、のちピンク色〜黒褐色に変わり、密。柄は長さ9〜20cm、根もとはふくらみ、つばより下は綿くず状のささくれにおおわれ、歯腐食。つばは膜質、大形で下面に綿くず状鱗片を付着する。夏〜秋林内ことに針葉樹林に発生、落葉を分解する。日本と北アメリカ西部に分布する。本菌の傘の表面は水酸化カリ液で緑変するのが特徴である。食。食用菌と言われているが人によっては強い胃痛を起こす事があるというから要注意。味区分A.

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 *胞子は平滑で楕円形、大きさは5×2.8μm。

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