ケロウジ (ムラサキケロウジ) (イボタケ科、コウタケ属)

 有柄、地上生。傘は丸山形のち浅いじょうご上に開き、径5〜10p程、表面は淡褐色で(紫褐色)、しだいにささくれ状に裂けて鱗片を帯びる。肉は桃黄色で苦い。針は先端は白色で柄に垂生する柄はかさと同色で根元は青黒い。秋のマツ林に多い。不食。
 このムラサキケロウジは新潟キノコ同好会の原 信孝氏が命名したものである。
 Sarcodon glaucopus Maas Geest.and Nannf. in Svensk Bot.Tidskr. 63:407(1969) かも知れない。胞子の大きさや形が同じである。

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 *胞子の表面は凹凸があり、大きさは5×3.8μm。

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