04年点数改訂にみる医療費定額化の流れ本紙の最初の記事で書いている通り、診療報酬の二〇〇四年度改訂点数が発表された。で、記事で書いた通りであるが、今回の改訂の目玉はハイケアユニット入院医療管理料、亜急性入院医療管理料の新設と、限定的な形ではあれDPC(診断群分類別包括評価)の対象病院拡大が決められたこと。これらは、医療費の定額化の流れがこれまで以上に強くなったことを意味する。
近年導入された定額の入院料としては回復期リハ病棟入院料、緩和ケア病棟入院料などがあげられるが、今回の改訂で、定額の守備範囲が更に広くなった。急性期はDPC、ハイケアユニット。亜急性期は亜急性入院医療管理料、回復期リハ病棟入院料。そして残る慢性期医療については、RUGという包括評価制度が導入に向けて現在検討中である。
医療費が出来高制から定額制に移行してくると、医療従事者も意識を変えていかなければならない。出来高中心の時代には、行った医療行為をもれなくきちんと拾い上げ、請求へとつなげることが重要だった。カルテ2号用紙の記載で言えば「右側」中心。だが、病態によって点数が決まってくる定額制となると「左側」中心になってくる。患者に対しきちんとアセスメントを行い、記録を残し、診断群のコーディングを正しく行い、それに対する根拠ある医療をチームで行い、それを患者さまにも説明し、なおかつコストを最小限に押さえる……。そうしたことが今後より一層、求められるようになるだろう。
このように書くと、このイメージ、どこかで見た気がしてくる。なんのことはない。病院機能評価で求められている病院像そのままではないか?