IZ-News 04年06月号より
あなた、それでもタバコやめませんか?

先日の5月31日は世界禁煙デー。これにちなみ、この前後、タバコの害を報じる様々なニュースが発信されていた。いくつか引用しよう。

●喫煙の経済損失、四兆円以上
京都大学大学院医学研究科教授の中原俊隆氏は、(略)国内の喫煙による損失について年間四兆七一六二億円にのぼるとの推計を明らかにした。内訳は医療費の増加分一兆三三九一億円、入院による損失一九六億円、死亡による損失三兆三三六六億円などという。(後略)

●喫煙の害、ほぼ全臓器に――65歳以上でも禁煙に効果
米政府は5月31日の世界禁煙デーを前に、喫煙の健康影響に関する報告書を発表。(略)(報告書は)肺がん以外にも腎臓がんや白内障など多くの疾患について、喫煙が原因であることが新たに分かってきたと指摘。また「65歳以上で禁煙しても、喫煙に関連した病気で死亡する危険を大幅に減らせる」として、年齢にかかわらず禁煙するよう訴えた。報告書によると、喫煙との因果関係が最近判明したのは、腎臓がんと白内障に加え胃がん、膵臓がん、子宮頚がん、急性骨髄性白血病、肺炎、腹部大動脈瘤、歯周囲炎の計9疾患。これまで関連が知られていたものと合わせ、喫煙が計36の疾患や異常の原因となっているとした。(後略)

●40代以上の喫煙者8人にひとりにCOPDの可能性
(日本ベーリンガーインゲルハイムによれば、)約3千人に行った"健康に関する調査結果"から、40代以上の喫煙者8人にひとりにCOPDの可能性が高いことがわかった。全体の二八〇七名のうち、COPDで現れる三大自覚症状があると回答した人はそれぞれ「息切れ」29%、「咳」25%と「痰」12%で、これに対してCOPDのハイリスクグループといわれる40才以上の喫煙者(16本/日以上)は、「息切れ」48%、「咳」45%、「痰」26%に及んだ。

●喫煙者の男性で平均一三・二年、女性で平均一四・五年、寿命が短縮
(米国厚生省の報告書によれば、)喫煙者は男性で平均一三・二年、女性で平均一四・五年、早死にするとしている。米国では毎年、喫煙が原因で死亡する人は約四四万人だという。さらに喫煙が原因となる疾患の治療にかかる医療費は年間七五〇億ドルで、生産性が失われることによる損失は年間八二〇億ドルに上るとしている。

あなた、それでもタバコやめませんか?

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