IZ-News 07年10月号より
知恵と愚痴と言い訳

先月、京都で開催された学会に参加したおり、ランチョンセミナーで味わい深い言葉に出会った。講演はクリニカルパス委員会活動の活性化をテーマにしたもので、その内容も参考になるものだったが、講演の最後に講師が語った言葉が印象的だった。ランチョンセミナーゆえの気楽さで、ちゃんとメモを取らなかったが、その内容は大体次のような感じだったと思う。

そう言われてみれば、思い当たるところがないでもない。
わが身を振り返った場合、たとえ他人に向けて喋らずとも、内心で愚痴ったり、言い訳したりしていることが結構あるような気がする。知恵を出してないわけではない。だが、知恵(提案)を出したつもりでも、何らかの理由で最終的に実現にまで至らなかった場合、結局、(内心の)愚痴や言い訳で終わりがちだ。しかし、考えてみれば、結局のところ、最終的な実現に至らなかったのは、自分にそこまでの知恵がなかったからかもしれない。

知恵を出すことが求められるのは、多くの場合、諸々の改善活動においてである。各種の委員会活動などがその代表だ。こういった会議では、えてして言い訳を聞く機会が多い。いや、言い訳や愚痴が聞けるのは、やりたい事が明確になっている分、まだ良い方で、意見や方針すら出ない場合がある。しかし、このように改善が進まなくても、たいていの場合、当面は業務そのものがストップするわけではない。単に改善が進まないだけのことだ。だからいつしか議論はうやむやとなり、課題は残される。そして、悪くすれば、それはいつか業務上の破綻となって現れる。

と、こういうことにならないよう、皆さん知恵を出しましょう。愚痴や言い訳は無用である。


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