IZUMINO-izm 14年09月号より
10・1決戦

今年5月29日の当院部課長会議。私は配布した資料の最後に、次のように書いた。

10・1決戦に勝利せよ! 共に闘わん!

このような紋切調の戦闘標語(スローガン)を書くのはじつに久しぶり。学生の頃か労組の活動をやっていた頃以来で、いずれにせよ何十年か振りのこと。だが、このように書いたのは、別にギャグでもなければ、ふざけたわけでもない。本当にこう思ったのだ。決戦だ、勝利せよ、共に闘わん、と。
さてその「10・1決戦」について説明しよう。

今月9月いっぱいで亜急性期病床が廃止となり、当院の3・4階病棟の病室はすべて急性期の病室となる。今年の診療報酬と医療法改定の精神は「機能分化と連携」である。当院の場合、従来は急性期病棟の中に亜急性期の機能が併存していたが、当院程度の規模(200床以上)の場合、こうした併存は許されなくなり、病院は高度急性期・急性期・回復期(亜急性期)・慢性期のいずれかに、その機能(性格)を「病棟単位」で明確にせねばならなくなった。

高度急性期〜急性期機能の指標となるのが平均在院日数。当院3・4階病棟の看護配置基準は10対1で、平均在院日数21日を守らねばならないことになっているが、従来は亜急性期病室に入室している患者はこの計算から除外できた。10月からは亜急性期病室がなくなり、ゆえに計算からの除外もできなくなる。この試算結果をグラフで表したのが左の図(略)。黄色はイエローカードゾーン、赤色はレッドカードゾーンと思っていただいたら良い。つまり、黄色や赤色の場所にとどまっていたら、当院は「急性期病院失格」となり、地域医療からの退場を余儀なくされてしまう。

厚労省のこの政策が理不尽という他ないのであれば、私たちはこの政策と断乎として闘うしかないのであるが、「機能分化と連携」にはそれなりの合理性もある。厚労省がハードルをわれわれに課すのなら、われわれはそれを飛び越えてやる! それが私の今の正直な気持である。だから言う。決戦だ、勝利せよ、共に闘わん!!


※もっとも、気合いだけで「勝利」できるものではない。そのための仕掛けが重要である。
 どう仕掛けるか、それを皆さんと考えていきたい。

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