これまでの20年、これからの20年いずみの病院の開院は2001年7月1日。来月で開院20年となる。10年ひと昔と言うが、20年となると尚更である。開院当時からのメンバーは、ある者はすでに亡くなり、ある者は引退し、また別の道へ進んだ者など、病院に今も残っているメンバーは随分と少なくなってしまった。かく言う私も昨年末、すでに定年に達し、今はアディショナルタイムを闘っている。
さて。開院から20年が経ったが、では今から20年後はどうなっているのだろう。地域の医療ニーズ予測をふまえると、20年後にも当院が地域から必要とされる存在であることに変わりはなさそうだ。問題は、当院がそれまでこのニーズに応える存在であり続けることができるかどうかである。
生まれて20年といえば、人では成人にあたり、世間からは一人前とみなされる。では、自院を振り返って見て、色んな面で「さすがに成熟しているな」と自己評価できるかどうか。私には「20年経って、いまだにこんなことができないのか」と感じることが多すぎるようにも思える。必要な改革ができなければ、病院の生き残りはおぼつかない。
また、企業体質の問題もある。防治会はもともと前理事長の超強力なリーダーシップの下で組織を拡大してきた経緯がある。ある種のワンマン体質がかつてあったことは否めないだろう。ではいま、新たな時代に相応しい新たなリーダーシップのあり方が当院に確立し、根づいていると言えるかどうか。私たちは自問自答してみる必要がある。
当院は2021年度中長期計画の中で、スローガンをこう定めた。
“開院20年を経て、次の20年を目指す体制づくりを!” このスローガンに込めた想いを、私たち一人一人が噛みしめたい。