緑の国かつて大阪を拠点に活躍した在日コリアンのシンガー、ホン・ヨンウン(1957-2003)の作品の中に、パレスチナを歌った「緑の国」という歌がある(歌詞→下掲)。40年以上も前に作られた歌なのだが、歌詞の内容は、いまだに現代のパレスチナの状況と重なる面が大いにある。40年も経つのに重なりすぎて、悲しくなるほどだ。
「生きのびておくれよ!」のリフレインが、耳にこびりついて、離れないのだ。
もう何年も彷徨ったんだ 女たち
裸足で駆けずり回る 子供たち
命を浮かべた 男たち
そして何も知らない 俺たちいくつの国を 越えてきたんだろう
緑のすみかを追われて
子供たちは 大人たちと歩いた
眠れない夜が 明けるまでノックもせずに ドアを突き破る
そうさ あいつら いつもそうさ
長いあいだ俺は お前を知らなかったよ
砂漠を駆け抜ける コマンドたちやさしいお前が 手をあげたとき
マスコミの奴ら お前をこきおろし
何も知らない人達 それを信じて…
そうさ どこも同じさ 力が全てだぜ生きのびておくれよ 砂漠の子供たち
生きのびておくれよ 砂漠の女たち
生きのびておくれよ 砂漠の男たち
生きのびておくれよ 緑のパレスチナ