ん~マンダム。日本人らしいすばらしい情景描写ですね。
この一節を知らなければ、日の出前に遠くの山の景色を見たいなんて一生思うことはなかったでしょう。
The Roseを聴くとこの枕草子の一節を思い出します。
The Roseは1979年のアメリカ映画。主演はベット ミドラー。歌もベットミドラー。オリジナルの彼女の歌もとても良いのですが、今回は手嶌葵のカバーを紹介します。
"スカボロフェア"の回に書きましたが、最近一番気に入っているアルバム"The Rose - I love Cinemas"から。
この曲、なんて美しいのでしょう。心がとろけ、癒されます。
アルバム1曲めのThe Roseは原曲と同じピアノのコン コン コン コン と静かに始まるバージョン。ふわっと手嶌葵の吐息のような歌声が現れる。催眠術にかかったように彼女の歌声に吸い込まれる。
9曲目のThe Roseはギターの伴奏バージョン。柔らかい感じを受ける。
そう、積もった雪が春が近づき溶けかかっている風景が思い浮ぶ。これも良い。You tubeの音源ではこの辺のささいなニュアンスは伝わらないだろう。CDを買って圧縮なしの音で聴いてみて。